4日目 (03/05) バンコクからアユタヤーへ

5時起床。隣のレストラン (24時間営業はこういうときありがたい) でスクランブルエッグ + トーストをとり、6時にゲストハウスをチェックアウト。何故こんなにも早く出発するのかというと答えは一つ、「交通量の少ない時間帯に走りたい」。外はまだ暗いので「大丈夫かな」と淡い期待を抱いて通りへ。・・・しかし、早朝といえどもさすがバンコク。交通量はすでにかなりのもの。とはいえ昼間に比べればよっぽどましだが、それでも怖いものは怖い。歩道は段差がひどいので車道を走ることになるのだが、車がかなりのスピードで横すれすれを通過するため、ホント冷や汗もの。ファランポーン駅までの距離は5キロ程度。道自体複雑ではないのですぐに着くだろうと思っていたのだが、道路の横断が怖くてなかなか渡れず苦戦。タイの道路、信号はあるのだが左折車に関しては信号が無く、いつでも曲がることができる。だから、交通量の多い交差点で直進しようとするためには、中の車線に入るか左折車がいなくなるまで待つしかなく、後者をとるとなかなか横断ができない。

あとは犬に追いかけられたりもして大変大変。タイは犬がめちゃくちゃ多いのだ。ひもをつける習慣などはない (都市部でたまに見かけるが、そんなことをしているのは金持ちだけだろう) ので、ほとんどが野良犬のような感じだ。まあ、追いかけてくる犬はそんなにいないんだけどね。結局駅到着まで30分もかかり、この時点ですでに汗だく。

タイのディーゼル列車。ドンムアン駅にて。 トゥクトゥク。バンコク市街での利用は排気ガスがきつそう。

ちょっと休憩でも・・・といきたいところだが、列車の時刻が迫っているため、まずは構内のインフォメーションで切符購入の場所と、自転車を貨物車両に預ける場合のチケット売場を尋ねる。切符購入の場所についてはインフォメーションの目の前にあったのですぐにわかったのだが、肝心の貨物チケット売場がわからない。

英語は通じなかったがジェスチャーでチケット売場の場所を教えてくれ、そっちへ向かってみる。といってもすぐ向かい。すつと、そこにいたおっちゃんが話しかけてきた。「自転車を載せたい」と言うと「こっちへ来い」と外の方へ連れていかれる。そこにあったのはトゥクトゥク。トゥクトゥクとは小型オート三輪のことで、近場の移動ならタクシーより安上がりの便利な乗り物。でも、これに自転車が乗るわけない。というか、それ以前に列車に乗りたいんだ!

道端に割く花 線路の上を歩く子供

「チケットが欲しいんだ!」と言うとおっちゃんはチケット売り場を教えてくれた。目の前にあったのだが。そこにあったのは巨大体重計 (計量台) と、カウンターにお姉さんが一人。看板などはないし、駅の入り口そばにあるため、これは誰かに尋ねないとわからないなあ。そこで貨物チケットを購入して改札口へ。チケットは自転車2台でB140。この料金は距離には関係ないのかも。これ以降も利用したのだが、毎回B140だった。出発時間まで残り10分。急いでホームへと向かい、貨物車両を探すと列車の後方に荷物を持った人が集まっている。駅員とジェスチャーで会話をし、自転車を載せる。列車に乗せた後は自転車が落ちないように紐でしばり、終了。とはいえ「落ちないように紐で縛る」と駅員さんは必死で教えてくれたのだがなかなか理解できず、迷惑をかけてしまった。

3等は自由席 (1等と2等は指定席)。ガイドブックには「3等は長時間の移動にはつらい」と書いてあったが、僕が乗った列車に関してはシートもそれほど堅くなく、長時間でもまあ大丈夫かなあという気がした。席についてしばらくすると列車は出発。10分ほど遅れての出発だが、この程度の遅れはこの国では「定刻通り」なんだろうなあ。

アユタヤーまでは2時間。ちょっと一息入れようか。そう思ってふと外に目をやる。すると、列車が動いているのに線路の上を大勢の人が歩いているではないか!確かに線路の上なら車は来ないし渋滞も関係ないから便利かも。通勤通学の人々や、線路のすぐ側で朝食を作っている人など、線路の通行が生活の一部になっている光景を見るとなんだかうれしくなってしまう。日本では決してありえないもんなあ。

さて、列車はどんどん進み、国際空港のある「ドンムアン駅」を過ぎると景色もがらっと変わって一気に田園風景が広がる。電線にはオウチュウやツバメが泊まり、水田にはアマサギやコサギ、アカガシラサギをはじめとしたサギ類やスキハシコウなどがたくさんいた。ゆっくり見られなかったのが非常に残念。あと、列車内には弁当売りのおっちゃんが何度も来る。こういう弁当は「危険かも」と思って初めは買えなかった。次に乗るときは買うんだけどね。

アユタヤーが近づくと駅員のおじさんが「もう少しだよ」と教えてくれ、紐をほどきに貨物車両へ移動。アユタヤー到着は9時。駅員さんにお礼を言って自転車を降ろし、いざ中心街へ!ここアユタヤーは1350年から417年間にわたって「アユタヤー朝」が栄えた場所であり、度重なるビルマとの戦争で王朝が陥落した際に、ビルマ軍によって建造物の多くは破壊されたという。残った遺跡は世界遺産に登録され、観光客の多い街だ。

象に乗る日本人と遺跡 (ワット・プラ・ラーム) ワット上部にあった「ガルーダ」像。ここの仏教はインドの影響が大きい。

ところで、ここアユタヤーは東西約8 km、南北約4 kmの島を川がぐるりと取り囲んでいる。鉄道駅は島の東外側にあり、この街の中心地である島内へは駅の目の前にある船で渡るか、1 kmほど南にある橋を渡って入ることになる。渡し船に自転車を載せられるかわからないので、橋を渡ってゲストハウスを目指す。交通量はバンコクに比べれば少なく、道路にはかなり広いバイクレーンがあるのでそれほど危険ではない。でも、排気ガスが多くて快適とは言えないかも・・・。

途中道を間違えていきなり遺跡公園の方へ行ってしまうが、初めて見る遺跡に感動し、象に乗っている人達 (ほとんど日本人) を横目にのんびり自転車を進める。公園の内部を走る車は少なく、道も平坦なのでサイクリングには最適だ。実際、宿などで借りた自転車に乗っている人をあちこちで見かける。

ぐるっと遺跡公園を回って、ここアユタヤーで宿泊予定のゲストハウス「P.S Guest house」に着いたのは10時過ぎ。入り口にいた欧米人のおじさんに話をして (もちろん英語OK) 中を見せてもらう。ファンの部屋 (B150) に泊まりたいと伝えるが、案内されたのはエアコンつきの部屋 (B300)。どうやら空いているのはここだけらしく、エアコンを使わなければこの部屋でB150だという。ちなみに部屋は8畳くらいあるだろうか、バンコクで泊まったゲストハウスに比べると天と地の差だ。クローゼットもついている。バス・トイレは共同だが、清潔で悪くなさそう。これはもう即チェックイン。ただ、自転車は部屋の中に入れることができず、広い庭の片隅に止めさせてもらうことに。

ここでタイのトイレについて少し。ここのトイレは、写真を見てもわかるとおり手前に桶があり、中には水がはられている。タイ式のトイレでは、この水でお尻を洗う (要は右手に手桶を持ち、左手で洗うってこと) のだ。トイレットペーパーは使っても良いが、流すことができない (パイプが詰まってしまう) ので、その場合は備え付けのゴミ箱に捨てることになる。あとは、桶に張られた水ではなくて、シャワーが便器の横に着いているトイレもある。ウォシュレットと同じだと思えばタイ式のトイレも良いじゃないと感じるようになるかな。僕は、最初こそ抵抗感があったのでティッシュを使っていたが、一度手で洗ってみるとこっちの方が快適で、すっかりはまってしまった。ただ、お尻全体が濡れてしまうので「尻拭き用タオル」があると言うことなしかも。もちろん僕は面倒なのでそんなの使わなかったが。

チェックインを済ませて荷物を運び終えると、タイ人のおばさんとさっきのおじさんが、僕らがチェックインした部屋について何やら話をしている。そう、この宿は高校の英語教師であるパサポーンおばさんが経営しており、このタイ人の方がそのパサポーンさんなのだ。どうやら、「エアコンルームにファンだけ使う人を泊めちゃあダメだよ」とおじさんに言っているようだ。ちょっと困ったなあ・・・と思っていると、ファンのみの部屋でチェックアウトする人がちょうど現れ、僕らはそちらへ移動することになった。この部屋にはベランダもついていて非常に快適!

P.S. ゲストハウス洋式便座のタイ式トイレ ワット・ラーチャブラナ。姫撮影。

一息ついた後は早速散策へ出かけることに。そうそう、このゲストハウスでは水がただで飲める。入り口にちょっと怪しい (?) シロップ入りの氷水が置かれているのだ。たくさん飲んで宿を出る。ちょうど昼時、遺跡を見ながら辺りをぶらぶらして、食堂でバミー・ナーム (B15) とペプシコーラ (B15) を注文。タイではコカコーラを「コーラー」、ペプシコーラを「ペプシー」と呼ぶ。先日は細麺のセンミーだったので今日は中華麺のバミーにしてみた。あっさりしたスープと相まってこれまた美味しい。それにしても、ジュースと麺が同じ値段だなんてびっくり。ジュースは贅沢なものなんだろうなあ。

食後は一旦宿に戻って休憩。ここで嬉しいことが。パサポーンさんと話をしていると、「自転車は階段の下に止めて良いよ」と言ってくれたのだ。親切なパサポーンさんに大感謝。さて、庭で鳥図鑑を見ながら休憩していると、タイ人の兄ちゃんが話しかけてきた。どうやら、この宿には主な「スタッフ」が4人いるようだ。オーナーはパサポーンさんで、他には欧米人のおっちゃんにタイ人の兄ちゃんが2人。で、この話かけてきたタイ人の兄ちゃんだが、日本語が少し話せる。日本人の彼女がいると言っていた。その兄ちゃんが僕らに色々なゲームを持ってきてくれた。知恵の輪やビール瓶のふたを使ったゲームなど、僕にはできないものばかり。おっちゃんに「ばかね~ (日本語で)」とからかわれるが、嫌みは全くない。そんな中、後から来た日本人大学生二人も加わって、みんなでゲーム。楽しいひとときを過ごす。どうやら、このゲストハウスは日本人利用者がかなりの割合を占めているようだ。

日中はあまりに暑くて動く気もしないが、16時を回ると気温も少しずつ下がってきたので、ゲストハウスから徒歩5分程度のところにある「ワット・ラーチャブラナ (Wat Ratchaburana)」へ行ってみることに。入場料はB30。このような遺跡を見るのは初めてで、建築様式や雰囲気にすっかりはまってしまった。でも、初めにも書いたとおり、この町の建造物はビルマ軍によって徹底的に破壊されたのと、木造部分が多かったらしく、そのために保存状態があまり良くないのは残念だ。

写真をたくさん撮ったあとは、日も暮れてきたので島の北東部にあるナイトマーケットまで歩いていく。アユタヤーは大都市ではないから「マーケット」といってもそんなに大きくはないだろう。そう思いながら着いてみると意外や意外、「マーケット」の名に恥じない規模。食べ物はもちろんのこと、衣料、雑貨、CD、本、おもちゃなど、色々な店があって非常に賑やかだ。ぐるっとマーケットを回り、食事をとる。今夜は「鶏肉の唐揚げかけごはん (B20)」を注文。甘酢がかかり、下にはキュウリが敷かれていて美味しかった。そうそう、このマーケットに日本人の姿はなかったのだが、屋台からは「おいしいよ~」「こんばんは~」などと日本語で話しかけられもしたので、きっと日本人もたくさん来るマーケットなんだろうなあ。何と言ってもこの街は「日本人が多い」。観光客の半分くらいかそれ以上は日本人ではないだろうか。途中ファミリーマートで牛乳を買い、宿に戻ったのは20時過ぎ。ちなみに日の入りは19時前。水を浴びて22時には床に就いた。今日は5時起きだったから疲れたなあ~。

首のない像。姫撮影。 ワット・ラーチャブラナ

前日 当日Top

5日目 (03/06) 遺跡巡り

7時起床。疲れが残っているのか、少し筋肉痛気味。朝はゲストハウスでオムレツ + ライス (B30) を注文。メニュー通りの料理だが、量が多いのと味もなかなかなのですっかりはまってしまった。食後は洗濯。バス・トイレでは洗うことはできず、外で洗う。ハンガーを借りて庭に干させてもらい、準備をして9時過ぎに出発。今日は遺跡巡りの日。まずは島外 (南西) にある、パサポーンさんイチ押しのワット・チャイワッタナラーム (Wat Chaiwatthanaram) へ。少し遠く宿からは7 kmほどあるが、あまり迷わず到着。今日は昨日期比べて交通量が多い。といってもバンコクに比べれば全然ましだけど。入場料はB30。確かにきれいなワットだ。すっきりとした塔がすらっと立っていていい感じ。鳥はインドハッカにオオハッカ、あとはツバメとアマツバメ類、たまにスキハシコウの大群が上空を通過したりもする。頭のない像や復元されたものなどを見て1時間ほど過ごした。

さあ帰ろうかというとき、姫が重大なことに気づいた。「双眼鏡がない!」どうやら、写真を撮るときに双眼鏡を置き忘れてきてしまったようだ。急いで戻ってみるがあるわけはない。「仕方ない」で済ませられないのはよくわかるけど、でもどうしようもない。落ち込んでいる姫にかける言葉が見つからず、ワットを出ようとする・・・と、出口で同じゲストハウスの日本人に出会った。みんな、回るところは同じだねえ。昼食はゲストハウスの目の前にある食堂でご飯を注文。出てきたのは炒めもの (たけのこ + 豚肉 + 香草) の、かけごはん。赤唐辛子たっぷりで刺激的。B25。タイの料理はスパイシーだけど、熱帯のこの地域に汗の吹き出るような料理は何故かぴったり。でも、辛いもの苦手な人にはきついだけかもねえ。

その後は暑さのため部屋で休憩し、夕方前から鉄道駅方面のマーケットへ行ってみる。宿から数kmなので歩いていくことに。すると、こちらに向かってくる自転車が。乗っていた女の子がこっちを見て驚いた顔をした。「ん?僕の知っている人なのかな?でも見覚えないなあ。」それもそのはず、その子は姫の高校時代からの友人だったのだ。もちろんお互いタイに来ていることは知らない。こういうこともあるもんだねえ。

遺跡内にも犬はいる。ワット・チャイワッタナラームにて。 木に埋もれたブッダ。神秘的というか、むしろ不気味 (?) 。ワット・プラ・マハタートにて。

姫はしばし彼女と話をし、その後は繁華街へ。こっちの方が昨夜行ったナイトマーケットよりも近くにあり、かつ賑やかだ。ちょっと腐ったにおいもするけれど、雷魚やコイの仲間などが並んだ市場を歩くのは楽しい。また、通り沿いにはコンビニをはじめとしてマクドナルドやケンタッキー、さらにはデパートもあり、ちょっとびっくり。デパートはなかなかの規模で、一通りの物が揃っている。その中に入っているスーパーにてトムヤムスープの素を購入。これはお土産にしようっと。それと僕はビーチサンダル (B29) を購入。やっぱり靴だけではつらいものがあるからね。

デパートを出た後はマーケットをぶらぶらと。夕方になったところで繁華街をあとにし、ゲストハウスの近くでネット。1時間B30。海外でネットができるのは本当に便利だ。その後、昨日行ったワット・ラーチャブラナの隣にあるワット・プラ・マハタート (Wat Phra Mahathat)へ。B30。ここは木の中に埋もれた (侵食された) 仏像が有名なワットで、土産物屋も多く軒を連ねている。そしてこれまた日本人観光客が多い。店の看板には日本語も書いてあったり。さて、肝心のワットだが、他のワット同様保存状態は良いとはいえない。まあ、それがかえって遺跡っぽさをだしているともいえるのだが。木に埋もれた仏像は何ともいえない独特の雰囲気。

夕食はゲストハウス近くの食堂でセンミー・ナーム + ペプシコーラ。「センミー・ナームばかり食べているじゃないか」と思う方も多いと思うが、何回食べても飽きず、また、店ごとに味や具が違うので毎回毎回新鮮なのだ。僕にとって、タイの麺は沖縄そばのようなもの。ホントおいしい。そして安い。もういうことなしの料理。食後は宿に戻って、22時前に就寝。

ワット・プラ・マハタート内の仏像 夕日に映えるワット・プラ・マハタート

前日 当日Top

6日目 (03/07) 今日も遺跡を巡る

7時起床。今日はちょっと早めの8時頃にオムレツとライスの朝食をとり、洗濯を。ところが、昨日同様脱水機を使っていると、パサポーンさんに怒られてしまった。どうやら、「electric」を許可なしに使ってはいけないらしい。知らなかったこととはいえごめんなさい。昨日も使ったので、使用料B20を払う。さて、午前中はチャオサンプラヤー国立博物館へ。入館料はB30。各ワットから出土されたブッダ像や黄金財宝などが展示されていてなかなか興味深い。城のガーディアン像や黄金の宝剣などが目をひいた。ここではゲストハウスに泊まっていた二人に会ったのだが、一人はスケッチブック片手の見学だ。写真撮影が禁止されている博物館などでは「絵心がある」っていうのは本当にうらやましい。僕の父親は油絵がそこそこ、妹もなかなかうまい。・・・僕は母親似なんだろうなあ。

アユタヤー朝時代の地図やシヴァ像などが展示されているもう一つのGalleryを見たあとは外で少し休憩。側を流れている水路ではアカガシラサギやインドハッカ、オオハッカ、シキチョウ、チョウショウバト、ベニバトが見られた。11時を回ったところで、昼食前に近くのクリーク沿いを走ろうということになり、出かけることに。・・・すると、道路沿いの木に、真っ青なでかいカワセミ類 (Kingfisher) を発見!コウハシショウビンだ。40 cm近い体に圧倒される。すぐに飛ばれてロストしてしまったが、その巨体と濃いブルーの体色に、カワセミ類が大好きな僕は大感激。でも姫にちゃんと見せられなかったのは残念。

クリークを流した後はアユタヤーのシンボル (!?) 的な塔があるワット・プラ・シー・サンペット (Wat Phra Sri Sanphet) へ。まずはここの食堂で昼食タイム。バミー・ナームとペプシコーラを注文。ここのスープはそれほど辛くなく食べやすかった。それにしても、毎日のように麺類を食べていても飽きが来ないのは、やっぱり「あっさりしていて食べやすい上、店ごとに味が違う」からなんだろうなあ。スープは同じでも麺の種類を選べるというのもいいよね。

アユタヤー市内のロータリーに止まっているが、動くのかな? ワット・プラ・シー・サンペット

食後はワット内を見学。先にも述べたが、アユタヤーのシンボルである、3つ並んだ塔はなかなかのものだ。また、観光客だけでなく地元の子供達や修学旅行生 (?) もたくさんいて賑やかだった。敷地面積が広く、隣には遺跡ではない「ワット」もあるので地元の人もよく訪れる場所なのだろう。鳥はヒタキ類をはじめとして何種類か見られたが同定できず、無念。駐車場には観光客を待つエンジン付き三輪車のトゥクトゥクや人力三輪車のサムローがたくさん。サムローの運転手は中年以上のおっちゃんが多いように感じるが、この人達が自転車レースに出たりしたらめっちゃ速いだろうなあ。

ワット見学後は一旦宿に戻ってお決まりの「昼寝」。夕方になったところでネットをし、その足で昨日同様マーケットへ。姫の双眼鏡を探すが、日本なら5000円程度かなと思うビクセンがB2150、大口径で1 kgはありそうなミノルタがB2300という値段では手が出ない。バンコクならもうちょっとましかもしれないけど仕方ないか。双眼鏡は僕と共同で使うことにして、諦めてデパート内をぶらぶらしてから宿に戻ると、どこからかやってきた牛さんが散歩中。日本でも阿蘇や北海道、与那国島などで見てきた光景だが、日本のそれとはどこか違う印象を受ける。ゲストハウスの犬たちが牛達の周りに集まり、今にも噛みつこうかという剣幕で吠えたてるのだが、当の本人達はそんなこときにせずむしゃむしゃと草を食べている。「のんびり、気ままに、マイペース」で歩く彼らを見るとちょっと癒される (!?) のだ。

人力自転車のサムロー、運転手はマッチョには見えない人が多い の~んびり散歩する牛さん

夕食は近くの食堂でいわゆるチャーハンの「カーオ・パッ」を注文。・・・したのだが、この店ではタイ語のみしか通じず、僕の発音が下手と言うこともあってなかなか注文できなかった。この後も「カーオ・パッ」に関してはうまく聞き取ってもらえないことが多く、苦戦することになるのだが・・・。

さて、初めて食べるタイのチャーハンだが、鶏肉とトマト、そして香草が入り、キュウリが添えられていて見た目は普通だ。味はというと、トマトと香草が効いていてめっちゃうまい!香草の苦さもこうやってチャーハンにすると意外や意外、ほとんど気にならなくなる。そしてご飯。ぱさぱさしたタイ米はこういう炒めものによく合う!添えられたキュウリもこれまた美味しい。食べ方は、写真にもあるとおり、タイの人はスプーンとフォークでご飯を食べる。フォークを上手に使えない僕はほとんどスプーンしか使わないのだが・・・。

そんなカーオ・パッだが、僕も姫も「今回の旅で一番美味しい!」とすっかりはまってしまった。日本で食べるチャーハンも美味しいけれど、こっちのはこっちので、土地、気候にあった素晴らしい味。ちなみに値段はB20前後。麺類をはじめとしてこんなにも美味しい物が食べられるのはそれだけでも本当に幸せだ。そんなことを姫と話し、21時半就寝。さあ、明日はアユタヤーを出発。ここからが自転車旅の始まり!?

アユタヤーの夕暮れ カーオ・パッ、タイの人はスプーンとフォークでご飯を食べる

前日 当日 翌日


Top>Travel/Trip>2003タイTop