7時起床。今日はちょっと早め(8時くらい)に朝食をとり(オムレツ+ライス),洗濯をする。ところが,昨日同様脱水機を使っていると,パサポーンさんに怒られてしまった。どうやら,「electric」を許可なしに使ってはいけないらしい。知らなかったこととはいえごめんなさい。昨日も使ったので,使用料20Bを払う。
さて,午前中はチャオサンプラヤー国立博物館へ。入館料は30B。各ワットから出土されたブッダ像や黄金財宝などが展示されていてなかなか興味深い。城のガーディアン像や黄金の宝剣などが目をひいた。ここではゲストハウスに泊まっていた二人に会ったのだが,一人はスケッチブック片手の見学だ。写真撮影が禁止されている博物館などでは「絵心がある」っていうのは本当にうらやましい。僕の父親は油絵がそこそこ,妹もなかなかうまい。・・・僕は母親似なんだろうなあ。
アユタヤー朝時代の地図やシヴァ像などが展示されているもう一つのGalleryを見たあとは外で少し休憩。側を流れている水路ではアカガシラサギやインドハッカ,オオハッカ,シキチョウ,チョウショウバト,ベニバトが見られた。
11時を回ったところで,昼食前に近くのクリーク沿いを走ろうということになり,出かけることに。・・・すると,道路沿いの木に,真っ青なでかいカワセミ類(Kingfisher)を発見!コウハシショウビンだ。40cm近い体に圧倒される。すぐに飛ばれてロストしてしまったが,その巨体と濃いブルーの体色に,カワセミ類が大好きな僕は大感激。でも姫にちゃんと見せられなかったのは残念。
クリークを流した後はアユタヤーのシンボル(!?)的な塔がある「ワット・プラ・シー・サンペット(Wat Phra Sri Sanphet)」へ。まずはここの食堂で昼食タイム。バミー・ナームとペプシコーラを注文。ここのスープはそれほど辛くなく食べやすかった。それにしても,毎日のように麺類を食べていても飽きが来ないのは,やっぱり「あっさりしていて食べやすい上,店ごとに味が違う」からなんだろうなあ。スープは同じでも麺の種類を選べるというのもいいよね。
食後はワット内を見学。先にも述べたが,アユタヤーのシンボルである,3つ並んだ塔はなかなかのものだ。また,観光客だけでなく地元の子供達や修学旅行生(?)もたくさんいて賑やかだった。敷地面積が広く,隣には遺跡ではない「ワット」もあるので地元の人もよく訪れる場所なのだろう。鳥はヒタキ類をはじめとして何種類か見られたが同定できず,無念。駐車場には観光客を待つトゥクトゥク(エンジン付き三輪車)やサムロー(人力三輪車)がたくさん。サムローの運転手は中年以上のおっちゃんが多いように感じるが,この人達が自転車レースに出たりしたらめっちゃ速いだろうなあ。
ワット見学後は一旦宿に戻ってお決まりの「昼寝」。夕方になったところでネットをし,その足で昨日同様マーケットへ。姫の双眼鏡を探すが,ビクセン(日本なら5000円程度かな?)が2150B,ミノルタ(大口径で1kgはありそう)が2300Bという値段では手が出ない。バンコクならもうちょっとましかもしれないけど仕方ないか。双眼鏡は僕と共同で使うことにして,諦めてデパート内をぶらぶらしてから宿に戻ると,どこからかやってきた牛さんが散歩中。日本でも阿蘇や北海道,与那国島などで見てきた光景だが,日本のそれとはどこか違う印象を受ける。ゲストハウスの犬たちが牛達の周りに集まり,今にも噛みつこうかという剣幕で吠えたてるのだが,当の本人達はそんなこときにせずむしゃむしゃと草を食べている。「のんびり,気ままに,マイペース」で歩く彼らを見るとちょっと癒される(!?)のだ。
夕食は近くの食堂で「カーオ・パッ(いわゆるチャーハン)」を注文。・・・したのだが,この店ではタイ語のみしか通じず,僕の発音が下手と言うこともあってなかなか注文できなかった。この後も「カーオ・パッ」に関してはうまく聞き取ってもらえないことが多く,苦戦することになるのだが・・・。
さて,初めて食べるタイのチャーハンだが,鶏肉とトマト,そして香草が入り,キュウリが添えられていて見た目は普通だ。味はというと,トマトと香草が効いていてめっちゃうまい!香草の苦さもこうやってチャーハンにすると意外や意外,ほとんど気にならなくなる。そしてご飯。ぱさぱさしたタイ米はこういう炒めものによく合う!添えられたキュウリもこれまた美味しい。食べ方は,写真にもあるとおり(ちょっと見づらいけど),タイの人はスプーンとフォークでご飯を食べる。フォークを上手に使えない僕はほとんどスプーンしか使わないのだが・・・。
そんなカーオ・パッだが,僕も姫も「今回の旅で一番美味しい!」とすっかりはまってしまった。日本で食べるチャーハンも美味しいけれど,こっちのはこっちので,土地,気候にあった素晴らしい味。ちなみに値段は20B前後。麺類をはじめとしてこんなにも美味しい物が食べられるのはそれだけでも本当に幸せだ。そんなことを姫と話し,21時半就寝。さあ,明日はアユタヤーを出発。ここからが自転車旅の始まり!?。
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