4時50分起床。外を見ると快晴だ!急いで姫をたたき起こし,岬へと向かう。日の出にはちょっと間に合わなかったが,きれいな朝日を拝む事ができて最高!去年も来たけど見る事のできなかった晴れの霧多布。こんな素晴らしい景色だなんて,本当にびっくり!「縦断画報」のミヅタニさんが「霧多布岬は宗谷や納沙布なんかと違い最果て感があっていい」とWeb日記に書いていたがまさにその通り。来て良かったぁ〜。
岬ではアマツバメやオオセグロカモメ,ウミネコ,ウミウが飛び交い,海にはシノリガモの群れとケイマフリ(?)。ケイマフリはそれらしき鳥が飛んでいるところしかわからず,しっかりと見る事ができなかったのは残念だ。チシマウガラスも見たかったなあと欲張ってみたり。
しばらく鳥を見てテントに戻り,食事をとった後は霧多布湿原へ向かう。今日はもう一日ここに滞在して霧多布周辺を散策する日。途中橋の下でオオソリハシシギ,トウネン,キアシシギ。カモもいたが遠くてよく分からない。
その後はまたまたMGロードを通って湿原センターへ。そのすぐ横に林道があるのだ。姫はもちろん,僕もオフロードの林道は初めて。5キロほどだったがアップダウンがあり,石がごつごつしているところもあったので意外と苦戦。雨上がりで路面が濡れていた事もあり,姫は「もういや!」と泣き出しそう。それでも何とか走りきる。途中シカの足跡などあったが姿を見る事はできず残念。
林道を抜けた後は霧多布湿原を一望する事のできる「琵琶瀬展望台」へ。車の少ない林間の道路を気持ちよく進む。それにしても晴れた日に走るのって最高!日陰だと少し寒いくらいだが,汗をかかずに走れるのがいいよね。いつも思うけど,夏(今は初秋か)の北海道って春の石垣島にな〜んとなく似ている気がしませんか?
琵琶瀬展望台には昼前に到着。琵琶瀬川の蛇行を目の前にする事ができる景色はなかなかのものだ。土産屋で生カキ(400円を300円に負けてもらったがそれでも失敗。わかっちゃいるけど)と揚げジャガを食べる。
展望台からは遠くにタンチョウの姿が。隣にいたライダーさんに「あそこに見えるのって,タンチョウですよね?」と言われて初めて気づいた。遠くに豆粒のようなタンチョウ。もうちょっと近くないと「見た」という気がしない。でもまあ,とりあえずは姫に初ヒットがでてよかったかな。あとは道沿いで姫がエゾシカを見つけた。
展望台を降りてからは「奥琵琶瀬木道(かなりわかりづらいところにあり,しかも行ってもそれほどの事はない?)」で昼食。オジロワシが飛んでいた。あとはタンチョウ。
その後はスーパーでホッケやビールを買ってテントに戻り,夕方前に霧多布のもう一つの岬である「アゼチ岬」へ向かう。ここでは,あのエトピリカを見る事ができるらしい。とはいってもそれは8月中旬までの事。天気は良かったがいないものはいない。というか,エトピリカのいる小島は予想以上に遠くて見るのも大変(単に慣れていないだけ?)。
温泉に入ってテントに戻ると,チャリダーが来ていた。GIANTのグレートジャーニー。何やらサイドバッグを外すのにてこずっているようだったので手伝い,話をしてみるとその彼は静岡大の学生だとか。北海道出身らしく,色々と話をしながら夕食をとる。今晩はさっき買ったホッケだ。「静岡で食べるホッケはおいしくないですよねー。」と言っていたがまさにそのとおり。こっちのホッケは脂がのっていて味も濃く,今まで静岡にいた頃食べていたのと同じだなんて信じられない。こっちの人は幸せだなぁーと思ったり。姫はホッケ自体を知らなかったらしい。そういえば福岡でも見かけないなあ(と思っていたのは自分だけで,実は福岡にもホッケは普通に売っているらしい。よく見てみないと)さて,明日はここを出て根室に向かうぞ。
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