沖縄の旅
8日目(3/8) -自転車に乗る人も少なければ,自転車屋も少ない- 

 今日は休養日。昨日ぶち壊してしまった自転車の修理のため自転車屋を探しに出かける。沖縄は自転車に乗っている人が少ない。 那覇市内は坂が多い,暑くて乗っていられない,ださいなどの理由で車が多い(らしい)。あとは,タクシーが安いというのもある。 「ツール・ド・沖縄」のような大規模自転車レースなども開催される沖縄本島だが,そんな理由で自転車屋はあまり多くない。 58号沿いに結構大きな店があったのでそこで直してもらうことに。自業自得なので仕方がないが,とんだハプニングだ。

 そのあとは,街をぶらぶらしたり,沖縄そばを食べたり。そば,沖縄に来たら,これははずせない。毎食そばでもいいくらい好きだ。今日は寒かった。 九州でも雪が降ったらしい。ここも15度くらいだったのではないだろうか。清富士にもう一泊。


9日目(3/9) -本島終了,そして宮古島へ- 

 昨日から風が強い。風は自転車には味方でもあり,敵でもある。追い風ほど嬉しくて,向かい風ほど嫌なものはない。今日は晴れの予報がはずれて曇り空。 宮古島へ渡るため,那覇市北部にある安謝港(那覇新港)へと向かう。出航は夜なので,場所だけ確認して勝連方面へ行ってみることに。 天気が良ければ勝連城跡へ行きたかったのだが,相変わらず空はどんよりと曇っているのでその手前の比根屋干潟で鳥見をすることに。 しかし,干潟の中に入っている人が多いためか,あまり鳥は見られない。2,30分休んで,ゆっくりと帰ることに。 またまたそばを食べて(やっぱり1日1回は食べたい)港に戻ると,さっきとはうって変わって人が多い。辺りには集団で来ている若者達のザックがどかどかと置いてある。 船内はごった返すのだろうか。

 鹿児島から船が到着。この船にはサークルの後輩であるsetiferが乗っている。彼は,一気に石垣へ行き,そこから与那国へ渡るらしい。 再会して互いのことを報告しあう。夕食は彼と一緒に港の近くでまたまたそばを食べて,いざ船内へ。さて,明日は初めての宮古島。天気が良いことを願って就寝。


10日目(3/10) -ヤツガシラはかっこいい,宮古島はいい感じ。- 

 出船時刻は遅れたが,宮古島には6時半と,それ程遅れずに着いた。待合所がない港に降り立ち,自転車を組み立てて早速出発。 テントは島南東部にある与那覇前浜に張ることに。朝の爽やかな空気が心地よい。前浜は,宮古島を代表するビーチだけあってなかなか綺麗である。 夏は人であふれかえるのだろう。テントがすでに張ってあったが,人の気配はない。とりあえず荷物を置いて,島を一周することに。反時計回りに一周。 まずは,日本百景の一つに数えられる東平安名崎(ひがしへんなざき)へ。道路は沖縄本島並に整備されていて非常に走りやすい。 それもそのはず,ここ宮古島はトライアスロンでも有名な島なのだから。自転車でトレーニングしている人とも結構すれ違う。

 さて,東平安名崎まであと少しというところまで来たとき,畑の間から鳥がばたばたと飛び立った。いつものようにキジバトかなと思って目をやったが,今回は違った。

 「ヤツだ!」
昨日setiferから聞いた話では,島北西部にある池間島で見られると聞いて期待していた鳥,ヤツガシラだ。 しかしサトウキビ畑の中に入り込んでしまい,その姿は一瞬しか見ることができなかった。残念だが,まだまだチャンスはあるさ。

 次は島の西側へ。干潮時に池間島へとつながる池間橋を渡りたいので,急いでいくことに。それにしても,この島を走るのは本当に気持ちがいい。いうことなしだ。 橋には昼過ぎに到着。想像していたほどではなかったけど,海はなかなか綺麗だ。そしてそして,池間島へ。本当にヤツガシラは出てくれるのだろうか。 そんなことを思い出しながら島を一周しかけたとき,ふと横を見ると,2,3メートルほどのところにヤツガシラが!肉眼で十分すぎるほど見ることができたその姿。 カッコイイ・・・。いい気分でテントに戻る。宮古島,初日には満足。


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