北海道の旅
4日目(7/14) -O.Kさんとの出会い- 

 いよいよ出発。ライダーハウスを5時半に出る。昨夜の雨がまだ微妙に残っていて霧雨。今日は静内までかっ飛ばそう。苫小牧までの道はハイペースで進む。ただ、泥跳ねと排気ガスで体は真っ黒。最悪。約70キロの道を進み、苫小牧には9時着。特にどこへも寄る気はしないのでそのまま通過。道が広いところ以外、まだまだ北海道らしくない。

 鵡川に入ると横に牧場や森林が見え始め、ちょっといい感じに。晴れ間も覗くようになってきて嬉しくなる。ペースも時速20キロを維持。うーん、今回はかなりいけるかも。何と午前中で130キロ!すごい、でも走りすぎだね。静内町にある今日のキャンプ地「森林公園緑のふるさと温泉の森」には15時過ぎに到着。この設備で無料とはさすが北海道だね。昨日のライダーハウスといい、いいよね、北の大地。ここでランドナー(ツーリング専用自転車)のおっちゃんと出会う。今日は苫小牧から来たとか。60という年を感じさせない走りだ。

 しばらく話をしてからキャンプ場のすぐ隣にある温泉へ。400円はちと高い気がするが、今日入らないわけにはいかない。洗濯もしたいし。これといって素晴らしい温泉ではないけど、まあまあかな。温泉から上がると新たにチャリダーが二人。親子かな?と思ったが、そうではないみたい。一人はかなり自転車に詳しいおっちゃん。もう一人は京都の大学を休学して日本一周を目指しているO.Kさん。彼はモバイルしながらの日本一周だという。なんとすごい!

右がO.Kさん。トレードマークの麦わら帽子が印象的。  そのような人を他にも知ってはいるが、直接出会ったことはなかった。ちなみに彼のHPとはリンクしているので、のぞいてみて欲しい。この旅日記なんかよりずっと素晴らしい。今日は3人もチャリダーがいて嬉しい。しばし話し込む。

 夜は、O.Kさんと話をしたり、彼と一緒に近くのファミキャン(ファミリーキャンパー)からバーベキューの残りをもらおうとしたり。結局、残り物にはありつけなかったんだけど。キャンプファイヤーや花火もやっていてかなりうるさいキャンプ場だが、天気もまあまあだし、出会いはgoodだから良しとするか。走行距離は162キロと走りすぎ。明日筋肉痛にならないことを祈る(無理っぽいか)。


5日目(7/15) -二日続けて走りまくり・・・。- 

 やはり北海道の朝は早い。3時半に目が覚めた。ゆっくりご飯を炊いて、5時過ぎにキャンプ場周辺の散策へ。見た鳥はオオルリ、シジュウカラくらい。7時出発。O.Kさん達と別れ、襟裳岬を目指す。一人で来ていたランドナーのおっちゃんは僕と進行方向が同じなので、もしかしたら今日も一緒の宿泊地になるかも。

襟裳岬。  235号は、多少のアップダウンはあるものの、大したことはない。軽快に進む。・・・が、9時頃突然のパンク。これで20分ロス。気を取り直して進む。襟裳岬には12時過ぎ到着。距離にして80キロといったところか。昨日同じキャンプ場にいたライダーの方と会ったり、先にキャンプ場を発ったランドナーのおっちゃんが待っていて(?)くれたり。100円のソフトクリームで舌鼓をうつ。景色はまあそれなりにといったところ。

 その後昼食のため、岬より少しばかり北にある百人浜レストハウスへ。着くとちょうどライダーが3人出てきた。話をしてみる。するとそのうちの一人が静岡から、しかも磐田、しかもしかも大久保から来ているというではないか(すいません、めちゃくちゃ地元ネタです。このライダーさんの家は僕の生まれ育った町の隣町の方なんです)。年は離れているけれど、偶然ってあるもんだね。こういうのも旅のおもしろさの一つかな。さてさて、彼らと別れて店に入り、ツーリングマップルにも載っていたお目当ての「大量ラーメン」は・・・。値段の割に「?」だけど、まあまあかな。海鮮より野菜がうまいというのは微妙。カニカマだし。

 腹ごしらえを済ませた後は、今日のキャンプ地である広尾を目指す。道路に金を敷き詰めれる程の莫大な金を工事に費やした(今もばりばり工事中)という、「黄金道路」を通らなくては。それにしてもかっこわるい名前。金かけてる割に道悪いし。片側通行むかつくし。景色は悪くないんだけどね。

 それでも何とか走って広尾キャンプ場へ。ここは200円の割に設備がいい。特にトイレ。ランドナーのおっちゃんも同じキャンプ場に先に来ていて、昨日と同じく隣にテントを張る。こういうのも何かの縁だろうね。蚊が多いのはかなりつらいけど。明日はどこまで行けるかな。走行距離は142キロ。二日で300キロは走りすぎだ。筋肉痛が怖い。


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