朝。雨は止んでいないかと期待したが,そううまく事が運ぶはずはなくて雨のスタート。10時にエイドステーションを出発。ここにはいろいろとお世話になった。
また来よう,今度は天気のいい日に。さて,そこを出てまずは長者原へ。大したアップダウンはなく,楽に到着。ただ,霧が相変わらずきつい。あと雨も。
そこから先は牧ノ戸峠への道。タイトコーナーが続き,雨も強くて「勘弁してくれー」って感じ。でも,天気さえ良ければそれ程きつくはないかも。
山を巻いて登るからね。距離も思ったほど長くはない。峠は1300メートルを超えたところにある。初めての1000メートル突破にちょっと喜びも。
峠のパーキングに着くと,なんとチャリが3台。今回初めてのチャリダーだ!でも,一見話しかけてこない感じだったのでちょっと残念。
・・・と思ったけど挨拶したら一緒に昼ご飯を食べることに。どうやら二人と一人の組で,ちょっと前にここで出会ったばかりのようだ。
しかも,一人で来ている方はバリバリのクロカンレーサー。チャリすごすぎ。しかもテントなしで旅しているらしい。
あとの二人は恋人同士かは分からないが二人旅をしているようだ。みんな僕とは反対側から来たらしい。1時間ほど話をして,一緒に写真を撮って別れる。
それにしてもここは牧ノ戸峠の最高所,しかも雨ということでかなり寒かったなあ。絶対風邪引くよね。
さあ,気を取り直して南へ。ところが走り初めて異変に気づく。「パンクだ!」しかしここは下り坂。チャリはガコンガコンなり,本気で死の恐怖を感じた。
すぐに止めてタイヤを見るが,パンクの箇所は小さいらしく,空気を入れながら騙し騙し走ることができそうなので,修理はやめて走ることに。
こんな天候でパンク修理してもゴムのりが乾かないもんね。それならスペアチューブを,といきたいところなんだけど,
あほなことにスペアチューブ持ってくるのを忘れてしまったのだった。なにやってんだか・・・。
5キロに一回のペースで空気を入れ,先へ進む。ずっと下り坂だったのに,もったいないことをした。しかも晴れていたら本当に最高だったろうに。残念。
今日は,昨日に比べれば雨も弱くなっていい感じだったからからなあ。目的地である坊中キャンプ場には3時過ぎ着。
ここは,阿蘇山頂へのメインルート沿いにある大きなキャンプ場。阿蘇駅から上りが3キロほど。620円。
毎年この時期にはソロ,ファミリー問わずキャンパーで一杯になるらしい。果たしてこんな天気でも人は集まってくるのだろうか。
テントを張り終えると,浜松(こんなところで地元ナンバーのバイクと会うとは!)から来たライダーの方と仲良くなって,色々と話を聞いた。
17時を回ってパンクを直し,温泉へ。そこでは英会話教室の先生をしているイギリス人二人と話をした。
キャンプ場へ行く途中にあるユースに泊まっているらしい。このユースも結構人気があるみたいだ。何だか今日は出会いが多いなあ。
これってすごくいいことだよね。天気悪くても十分に満足できた。ホント,出会いは素晴らしい。夜はライダーの兄ちゃんと一緒にご飯を食べ,眠りにつく。
そろそろ晴れて欲しいと願いながら。
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