阿蘇の旅
1日目(4/28) -ついついかっ飛ばしてしまう初日- 

 6時に家を出る。さて,今回は毎日の目的地を特に定めず走る。ゆっくり,のんびりがテーマだ。とりあえず今日は福岡,大分の県境にある英彦山まで。 渡辺通(31号)を南下し,太宰府から76号を通って東へ向かう。農業試験場の横を通っていくのだが,意外と起伏があって苦戦。 いや,単に僕の体力がないだけなのだろうか。おとなしく久留米から筑後川沿いに行った方が良かったかな。しかし時既に遅し。覚悟を決めて進む。

 国道200号に入ったのは10時頃だろうか。トラック多すぎ。島原半島を思い出す。有料の冷水道路があるのだが下道を走るトラックもかなり多い。 路側帯もほとんどなく,上りとのダブルパンチに襲われる。何とか登り切って冷水峠に到着し,438号に入ると交通量はガクンと減って一気に走りやすくなった。 天気が良ければ最高だったんだけどなあ。今日はあいにくの曇り空。

 4キロほど進んだところにある白坂峠の手前ではライダーに会った。今日初めて会うツーリストだ。この旅の途中で,何人の旅人に会うのだろうか。 話がしたいよね。峠を越えると,あとはめちゃくちゃ気持ちのいい下り。車も少なく,楽しめた。そこから500号に合流し,江川ダムの横を通る。 ツーリングマップルには「地元ライダーお薦め」と書いてあったからアップダウンの激しいヤバめの道かと思ったが,そんなことはなく, 傾斜も気にするほどではなかったため,ここも気持ちよかった。空いていたしね。500号はチャリダーにもかなりおすすめの道です!

 そんな感じで,道の駅小石原に着いたのは12時半。ここで今日の進路について検討。迷ったのだが英彦山はやめて,日田方面へ行くことに。 だって山きつそうだし。天気予報も良くはないので,雨の前にできるだけ進めたくもあった。 211号を南下して,最初のキャンプ候補地である日田市の萩尾公園には2時頃に到着。アーチェリー大会をしていた。 そろそろ一日の走行距離の目安である100キロに達することもあり,ここで今日は終わりにしようかとも思ったのだが, 時間が早かったのでここでのキャンプはやめて先へ。

 天瀬で210号のショートカットルートと思われた54号に入ると,交通量の少ない田舎道。非常にいい感じだったのだがきつい道だった。 途中,何度も「テントをここで張ろう」と思ったことか。距離的にも100キロを超え,腹も減り,限界が近づく。いかん,全力で走ってるや。 これではのんびりなんてどころではないではないか。しかし,初日はどうしても飛ばしてしまうのが僕の悲しい性。 結局5時をまわり,雨も降り出したので玖珠町の橋の下で落ち着くことに。127キロ。温泉はすぐ近くの玖珠温泉で。料金も手頃でいい感じ。 夜は,雨天だからということなのだろう,ストリートミュージシャンが橋の下に集まってきて歌っていた。 まあそれだけならいいんだけど,物珍しそうに僕のテントの周りをうろうろするのだからなかなか寝付くことが出来なかった。まあ襲撃されなかっただけましか。


2日目(4/29) -雨はつらいね- 

 朝起きると雨は止んでいた。しかし予報を聞けばすぐに雨が降り出すとのこと。6時出発。まずは「やまなみハイウェイ」を目指す。 ここは,この旅でかなり楽しみにしている道だ。210号を上り続け2時間程でやまなみとの合流点である水分峠到着。 ここまでの道は可もなく不可もなくといったところ。傾斜はそれほどきつくないが天気が悪いときには気が滅入るかもしれない。 標高は700メートルを突破。途中ライダーが何人か追い抜いていく。チャリはいないのだろうか。

 水分峠から先は濃霧が待ち受けていた。100メートル先はもう真っ白で,下の方は当然見えない。せっかくのやまなみハイウェイなのに・・・。 まあ天気だけはどうしようもないからしかたないよね。晴れ間が差すのは一体いつになるのか。明後日くらいには晴れて欲しいな。 この道は「九州ツーリングのハイライト」とツーリングマップルに書いてあるだけあって,ライダーが多い。こんな悪天候でも10台以上に追い越された。 中にはガッツポーズをくれる人もいて,やる気は上昇!路側帯はまあ許容範囲内の広さ。とはいえ広いとはとてもではないが言えず,危険なことに変わりはない。 交通量は,天気が天気なだけにわからないが,今日の感じならオッケー。晴れた日にぜひとも走りたい。

 10時には名水百選で有名な男池湧水群へと続く道へ入る。雨が強くなってきたのでキャンプ場を探すが,いまいちわからず辺りをうろつく。 しかし寒さと車の多さに嫌気が差して引き返すことに。結局,飯田高原の手前,やまなみからちょこっと中に入ったところにある「くじゅうエイドステーション」にした。 800円。少しばかり高い気はするが,あまりの寒さに風邪をひきそうで,とてもではないが耐えられなかった。早く着替えて風呂に入りたい,もうそれだけだった。 ここは雰囲気が良く,民宿も併設してあってアットホームな感じ。いい出会いがあるかな。午後はキャンプ場から5キロ程のところにある筌ノ口温泉に入った。 ちょっと迷いやすくて奥まったところにあるが200円と安く,おすすめの温泉。風呂上がりのビールは旨かった。

 夜は,キャンプ場(というか民宿といった方が正しいのかな)のオーナーに,僕と,ソロで来ていたライダーの方が呼ばれて一緒に夕ご飯をごちそうしてもらい, その後は一緒に温泉へ。オーナーは,昔はトライアスロンの選手だったらしく,その話を聞いたりこれから先のルートについて色々と情報をいただいたりした。 九州中を走り回っていたらしく,とても参考になる話ばかりだった。こういうアットホームな雰囲気のところって本当にいいよね。 聞けば,この宿は北海道ではたくさんある「とほ宿」らしい。それなら,と頷ける。家族ぐるみのもてなし, 非常に暖かい雰囲気に包まれているこの「くじゅうエイドステーション」はおすすめです。ちなみに宿素泊まりの場合は2500円。

 距離的にはほとんど進まなかったが,いい出会いがあって本当によかった。


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