6時に家を出る。さて,今回は毎日の目的地を特に定めず走る。ゆっくり,のんびりがテーマだ。とりあえず今日は福岡,大分の県境にある英彦山まで。
渡辺通(31号)を南下し,太宰府から76号を通って東へ向かう。農業試験場の横を通っていくのだが,意外と起伏があって苦戦。
いや,単に僕の体力がないだけなのだろうか。おとなしく久留米から筑後川沿いに行った方が良かったかな。しかし時既に遅し。覚悟を決めて進む。
国道200号に入ったのは10時頃だろうか。トラック多すぎ。島原半島を思い出す。有料の冷水道路があるのだが下道を走るトラックもかなり多い。
路側帯もほとんどなく,上りとのダブルパンチに襲われる。何とか登り切って冷水峠に到着し,438号に入ると交通量はガクンと減って一気に走りやすくなった。
天気が良ければ最高だったんだけどなあ。今日はあいにくの曇り空。
4キロほど進んだところにある白坂峠の手前ではライダーに会った。今日初めて会うツーリストだ。この旅の途中で,何人の旅人に会うのだろうか。
話がしたいよね。峠を越えると,あとはめちゃくちゃ気持ちのいい下り。車も少なく,楽しめた。そこから500号に合流し,江川ダムの横を通る。
ツーリングマップルには「地元ライダーお薦め」と書いてあったからアップダウンの激しいヤバめの道かと思ったが,そんなことはなく,
傾斜も気にするほどではなかったため,ここも気持ちよかった。空いていたしね。500号はチャリダーにもかなりおすすめの道です!
そんな感じで,道の駅小石原に着いたのは12時半。ここで今日の進路について検討。迷ったのだが英彦山はやめて,日田方面へ行くことに。
だって山きつそうだし。天気予報も良くはないので,雨の前にできるだけ進めたくもあった。
211号を南下して,最初のキャンプ候補地である日田市の萩尾公園には2時頃に到着。アーチェリー大会をしていた。
そろそろ一日の走行距離の目安である100キロに達することもあり,ここで今日は終わりにしようかとも思ったのだが,
時間が早かったのでここでのキャンプはやめて先へ。
天瀬で210号のショートカットルートと思われた54号に入ると,交通量の少ない田舎道。非常にいい感じだったのだがきつい道だった。
途中,何度も「テントをここで張ろう」と思ったことか。距離的にも100キロを超え,腹も減り,限界が近づく。いかん,全力で走ってるや。
これではのんびりなんてどころではないではないか。しかし,初日はどうしても飛ばしてしまうのが僕の悲しい性。
結局5時をまわり,雨も降り出したので玖珠町の橋の下で落ち着くことに。127キロ。温泉はすぐ近くの玖珠温泉で。料金も手頃でいい感じ。
夜は,雨天だからということなのだろう,ストリートミュージシャンが橋の下に集まってきて歌っていた。
まあそれだけならいいんだけど,物珍しそうに僕のテントの周りをうろうろするのだからなかなか寝付くことが出来なかった。まあ襲撃されなかっただけましか。
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