前日の夜から降り出した雨は長続きすることなく,翌朝には晴れ間ものぞいていた。今回の目的地は霧島・えびの高原。宮崎に来てから, 行こうと思いつつ訪れていなかったえびの。連休中で混雑するのはわかっているが,せっかくのまとまった休みなので4,5泊の日程で出かけることに。 いつも通り(あいかわらず軟弱だ・・・),目的地付近までは輪行。宮崎駅11:51発の特急「きりしま7号」に乗って,鹿児島県霧島市の霧島神宮駅まで移動。 この列車は3両編成で,デッキ部には自転車を置くスペースはほとんどない(人間も自転車の隣にいるのなら1台は置くことができるが)。 車両最後尾の座席後ろに1台,座席の前(自分の足の前)に1台という置き方で我慢。
霧島神宮駅着は13:13。日差しが強く,既に汗ばむ陽気。タクシーが駅前に何台も止まっているが,連休中といっても今日は平日なので運転手さんものんびりとしている。 タクシー運転手のおっちゃんと話をしながら自転車を組み立て,14時前に出発。今日の目的地は20km程先にある「霧島高原国民休養地」のキャンプ場。 県道60号線→国道223号線という主要道ルートを進む。60号線は初めだけ歩道があり,その後は普通の山道に。霧島川沿いに進む道, 対岸の森からはアカショウビンの声がかすかに聞こえ,初夏の風を感じつつ気持ちよく進む・・・はずだったのだが,3km走ったあたりから勾配がきつくなった。 日差しは相変わらず強く風もなく,真夏のサイクリングのような感じに早くもバテ気味。国道223号との合流点にある霧島神宮に着いたのは14時半頃。 参拝はパスし,写真だけ撮って先に進む。
霧島神宮から数キロ先にある道の駅霧島では水を補給し,目的地を目指す。それなりにきつい坂道を進むと,温泉の水を集めて落ちる,落差25mの「丸尾の滝」に到着。 ここまで来れば目的地に着いたも同然。日陰で一息入れて坂を登ると,霧島温泉街の中心地である丸尾の交差点。観光案内所で温泉マップをもらい, 坂道を一気に下ってキャンプ場へ。せっかく稼いだ標高を一気に使い切ってしまった・・・。「霧島高原国民休養地」は丸尾交差点から 南に2km程いったところにある県営の施設。周辺にはコンサートホールや野外ライブ場などがあり,この日も野外ライブで盛り上がっていた。
キャンプ場は休養地の一角にあり,持ち込みテント2人以上用が1泊1530円。加えて1家族100円の清掃協力費+入場料が1人200円。 つまり,2人で行くと1人当たり1000円というところ・・・。サイトは芝生のみのエリア(面積で8割程度)と,木立の中にあるエリアにわかれていて, 芝生のオートキャンプエリア以外は自由に利用可能。「シンフォニースパ」という風呂は20時まで利用可能で,200円(石鹸はついている)。
洗濯物を干したいので木立の中にテントを建てて,買い出しと温泉へ。シンフォニースパは安いが,せっかく温泉地に来たので近くの 温泉へ行こうと思い,料金もお手頃な「関平温泉」に行ってみることに。・・・しかしこれが失敗。温泉マップにはキャンプ場の 少し南に書いてあったのだが,実際は2km以上離れていた。しかも下り。そして着いてわかったのは「定休日」ということ。 汗だけ掻いてキャンプ場に戻ることに・・・。キャンプ場への入り口にあるスーパーで買い出しを済ませた後は,結局シンフォニースパで汗を流す。
風呂上がりはお約束の牛乳,ではなくてコーヒー牛乳を飲み,夕飯の支度。今回持ってきた火器は,数年前ガソリン漏れで炎上し, 2回も修理に出したスノーピークのGIGA POWER STOVE。先日鳥見の際に着火のチェックはしたのだが, 少々不安だったので炊事場でご飯を炊くことに。問題なく着火成功。しかしこの火器を使ってご飯を炊くのは3年ぶりなので火加減が今ひとつわからず, 生っぽい出来になってしまった・・・。味付ホルモンとニラを炒め,デザートには日向夏。20時過ぎの遅めの夕飯を済ませ, すぐ横になったのだが,野外ライブが22時過ぎまで続き,寝付くことができたのは結局23時過ぎ・・・。
走行距離:22km
<5/2に確認した鳥> | ||
アカショウビン(声) コゲラ サンショウクイ ヤブサメ(声) |
ウグイス オオルリ(声) ヤマガラ シジュウカラ |
カワラヒワ スズメ ハシボソガラス コジュケイ(声) |