沖縄の旅
14日目(3/14) -physalis さんとの出会い- 

 昨晩は寝たのが12時頃だったので起床は7時。朝の鳥見は無し。キャンパーの方たちと朝食をとりながら話をして,10時キャンプ場のすぐ北にある玉取崎へ。 なかなかいい景色である。それから港へ向かうことに。友人のLATEOが今日自転車を持って石垣に来ると聞いたので,離島桟橋で落ち合うことにしていたのだ。 昼過ぎに合流。するといきなり彼の自転車のスポークが折れた。到着していきなりトラブルというのは嫌なものだけど, 桟橋から西へ1キロほどの所にそれなりの自転車屋があるので直してもらう。近くに修理できるところがあったのは不幸中の幸いといったところか。

右がphysalisさん。彼とはこの後も北海道で再会することに。そのお話は北海道の旅日記を読んでね。  ソバを一緒に食べ,彼は波照間へ行くというのでフェリーの時間まで私も離島桟橋で彼と立ち話をすることにした。しばらくすると,チャリダーの方が話しかけてきた。 旅慣れた感じの人だ。私より7つ年上の方で,physalisさんという人である。これが,今回の旅で一番の出会いとなる。 physalisさんは昨日石垣へ来て,そのまま竹富に向かい,今日から数日は伊野田にテントを張るとのこと。 私はこれから島を一周する予定だったので「夜に伊野田で」ということで彼と別れた。LATEOの出発を見送ったあとで,私も離島桟橋を離れる。 時間は3時を回っており,あまりゆっくりしていると日が暮れてしまいそうだ。

 石垣島の道は,伊野田へ行く途中もそうであるが,宮古島のように平坦というわけではなく,意外と起伏がある。峠といったものはないけれどね。 しかし非常に走りやすい道が多く,交通量も少ないので快適だ。

 アンパルの干潟では鳥見をしたかったが,時間がなかったので泣く泣くパス。米原周辺ではまたもヤツガシラやカンムリワシ。 目立つので自転車で走っているときでもすぐに見つけることができる。これほどヤツガシラが見られるとは思っていなかったので驚きである。

 ぐるっと島を一周して伊野田へ戻ったのは6時半過ぎ。physalisさんはすでに来ていたので,一緒に夕食をとり,酒を酌み交わす。 沖縄は今回が初めてらしいが,北海道へはもう何度も行っているらしく(しかも,旅としての自転車の走行距離だけで数万キロだという。), 色々と話を聞かせてくれた。釣りもかなりされているようで,そんな話や自転車の話,はたまた人生の話など,夜遅くまで語り合った。 このような出会いのある旅というのは本当に素晴らしい。そして,酒を飲みながら語り合うのもこれまた素晴らしい。 ここ沖縄では,オリオンビールと泡盛は欠かせないものである。


15日目(3/15) -のんびり石垣島- 

伊野田にいた生意気な犬  伊野田へ来てから朝が遅くなった。鳥見はもうする気がしない。今は,キャンパーの方々と話をしたり,のんびりと過ごす方が楽しい。 キャンプ場を10時過ぎに出て何となく離島桟橋へ。ボリューム満点という話を聞いた「あさひ食堂」へ。ソーキそばを注文。麺は少ないが,具の量が多い。 適当にぶつ切りにしたような人参,おでんに入っているようなでっかい大根。そして5,6枚のソーキ。「うまい!」とはいかないが,家庭的な味で美味しかった。550円。

 その後はスーパーで買い物をして伊野田に戻り,のんびり過ごす。こういうのも悪くない。 夜は昨日と同様にphysalisさんと酒を飲み,北海道や海外の話,そしてお決まり(?)の恋愛話など,夜遅くまで語り合って盛り上がった。


16日目(3/16) -あっという間の16日間- 

 朝起きると晴れていたが,話を聞く所によるとこれからは当分ぐずついた天気になるらしい。携帯で飛行機の空席状況をチェックしてみると今日はあと6席残っている。 明日は空席微妙。急遽予定を変更して帰ることに。今日から西表に渡るというphysalisさんと空港近く途中まで一緒に行く。 たった3日間のつきあいだったけど,よい友達になることができた。physalisさんとは夏の北海道で会おうと約束をして (実際,私は夏休みに北海道へ行き,彼と再会することになる。そして,そのときは同じキャンプ場に4泊。またまた色々と語り合うのであった)別れる。

 空港では,空席待ちをしている間にそばを食べる。・・・が,あそこのソーキそばはいまいちだ。まあ空港の食堂に期待はしていなかったけど。 飛行機には無事乗ることが出来て,あっという間に福岡へ。16日ぶりの福岡。肌寒い。そして,再び通常の生活へと戻っていくのである。


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