沖縄の旅
1日目(3/1) -久しぶりの沖縄- 

 沖縄本島,ここへ来るのは去年の夏以来2度目だ。今回は鳥見や釣りをしながらの自転車一人旅。春の沖縄,夏とは違った雰囲気なのだろう。期待して空港へ向かう。

 ちなみに那覇までは飛行機で行くのだが,その際自転車は「輪行(りんこう)」という手段を用いて運ぶ。 これは,タイヤなどを外してある程度コンパクトなサイズにまとめ,袋に入れて運ぶというもの。こうすると荷物として扱われ,お金は取られない。 同様のことは,電車や船を利用する際にも通用する(中にはお金を取る船などもあるが)。飛行機で那覇までは約1時間半。 朝一の便に乗ったため,昼前には到着。早速自転車を組み立てて進むことにする。天気は曇。冬から春の沖縄は,曇や雨の日が多い。 去年の春などはずっと雨だったらしい。早くやんばる(沖縄北部の村-国頭,大宜味,東の3村をまとめてやんばると呼ぶ)へ行きたいので今日はガンガン飛ばすことに。

 国道58号をひたすら北上。日が照っていないので気温はそれ程上がらず,走るのにはちょうどいい。 途中,初日だというのに自転車にハプニングが続き,まいってしまう場面もあったが,名護市南部にある「轟の滝」横の広場でテント設営。 明日からの鳥見に期待して 就寝。


2日目(3/2) -城跡にがっかり,センターでのんびり。- 

 今日からが本番。日の出と共に起床し,まずは北西部にある本部半島を周り,それからやんばるへ行くことにする。 この辺り(名護,恩納)はかな り走りやすく,海沿いの道は天気さえ良ければそれだけでも十分に気持ちいい。 本部町にある国営沖縄記念公園へは寄りたかったのだが,開園時間前に着いてしまったので今回はパス。秋にまたここを訪れることになるのだが, 水族館(670円)などは一見の価値あり。かなり広いので1日潰すことも可能。それとここ本部港からはすぐ北西にある伊江島へのフェリーが就航している。 この島は釣りが有名で,いい感じの磯が広がっている。また,鳥も意外といるようだ。のんびりするにはいいところ。詳しくは姫と行った2001年秋の沖縄旅日記を参考に。

半地の砂浜より  半島をぐるっと回り,2000年12月に世界遺産に登録された「琉球王国のグスク(城)及び関連遺産群」のひとつである今帰仁城跡へ行く。 この世界遺産のメインは首里城だが,あそこは復元されたばかりで,私的には「一回見ればいいところ」くらいのもの。 今帰仁城跡には期待して行ったのだが,150円も取る割には大したことなかった。高台に石積みの城壁が連なっていて,そこからの景色は抜群なのだが, いかんせん人が多い。このようなところは,自分一人だけであれば「おぉーっ!」と思えるのだが。個人的には本島中部にある「勝連城跡」がイチ押しである。 あそこは無料で人もそれ程いないし,天気の良い日に行くと本当に素晴らしい。今帰仁城跡ではサシバを見て,先へ進む。

 夕方前に,国頭村にある「やんばる野生生物保護センター」へ。展示内容などは少ない が,職員の方と話をすることで色々と情報を得ることができる。 今日は「道の駅ゆいゆい国頭」の近くにある半地の海岸でキャンプ。近くに米軍のビーチ(今は一般開放もしている)があるためか, 夜になると砂浜にジープが乗り上げてきてうるさい。また,この一帯は鳥見スポットとしても紹介されている。 ここ2日は走ってばかりだったので夜はぐっすり寝てしまう。自転車で旅をする場合,一番大切なのは睡眠である。


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