38時間の船旅を終えて、朝名古屋に上陸。暑い。これが本州の夏なんだよなあ。自転車を組み立てるだけでも汗だくになる。とりあえず実家まで輪行するため、名古屋駅へ。これが結構分かりづらく、かなりタイムロスをしてしまった。快速に乗って実家へ帰る。それほど混んでいなかったので余裕で乗ることができた。これにて、この夏一番の旅は終わり。
今回の旅は、悪天候と気温の低さに悩まされはしたものの、初めての北海道ということもあってか、十分楽しむことができた。あれやこれやと走り回るのではなく、所々のんびりと過ごす日を取り入れた旅。しかし、一番感じたのは「北海道は本当に広い」ということ。1か月では回りきれないし、回りきるのにはもったいない。
印象に残った場所は、なんといってもつるいキャンプ場。あそこが一番楽しかったかも。あとはクッチャロや利尻。もちろん、そのほかにも楽しかったことはたくさんある。晴れた日に走った何気ない道路なんかはもう最高だ。
そして人との出逢い。旅の醍醐味はこれに尽きるかも。まったりさんや沼ちゃんとの再会も嬉しいものだった。この旅で初めて出会った人たちとも、またいつかどこかで再会できたら。
今までの旅は、終えたあとに「自分の中で何かが変わった、大きくなった」と感じることがあった。しかし今回はそういう感情はいたってない。どこか普段の「生活」に近い旅ができたからだろうか、又は僕自身がようやく旅に「慣れた」ということなのだろうか。何にせよ、大きなけがも病気もなく無事に旅を終えることができて良かった。次の旅も楽しみだ。
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