北海道の旅
27日目(8/6) -クッチャロを出発、次は利尻へ!- 

 予報は晴れのち曇りだったが、曇りの中出発。physalisさんと一緒に写真を撮って別れる。今度はいったいどこで会うことができるだろうか。楽しみ。

クッチャロ湖の入り口で。右がphysalisさん。  238号を進む。だんだん追い風が強くなってきたが平均時速20キロを保ったまま宗谷岬へ。3時間で到着。ここ宗谷岬は、僕が予想していたとおりの場所だった。・・・僕に言わせれば単なる観光地でしかない。どうも僕は人が多いところに弱いらしい。

 特にここですることはなく、人も多かったので写真すら撮らずにチャリダーと少しばかり話をして出発。今日は利尻へ行きたいので、とりあえず稚内まで行く。北海道の旅に出る前は利尻に行く予定はなかったのだが、physalisさんに「富良野へ行くくらいなら利尻へ行け!100倍いいよ!!」と言われたので予定を変更したのである。元々人が多いところへは行きたくない性格だから、お盆前の富良野へ行くよりも利尻の方がまだましかなというのもあった。

 向かい風がちょっときつかったが、稚内には1時到着。この街はかなり大きい、少なくとも根室よりは。そしてチャリダーが多い。スーパーで買い物を済ませ、フェリー乗り場へ。そこには既に多くの人が。

 クッチャロ湖にいた折り畳み自転車のチャリダーを発見したので話をしてみる。浜松出身らしく、しばらく話をする。今は根室に住んでいるらしく、日本一周中だとか。彼と話をしていると、もう一人キャノンデールに乗ったおっちゃんが。1月に波照間を出発して日本縦断をし、ここまで来たとか。いいよねー。そしてまたまた、開陽台で出会った香川のライダーさんとも再会。彼と折り畳み自転車の兄ちゃんは礼文へ行くらしく、利尻で会えたらということで別れる。僕はキャノンデールのおっちゃんと一緒に利尻行きのフェリーへ。

 フェリーはかなり大きい。そして1時間半の船旅はあっという間に終わり、利尻島へ。利尻山が見えると、その美しさに目を奪われた。これを見たら登らないわけにはいかない。

 おっちゃんはユースに泊まるというので(隣の礼文島にはかの有名な桃岩荘があるが、ここ利尻のグリーンヒルYHもそれに近いところだ。お別れ時にはみんなで船の前で歌を歌って送り出してくれる)、またどこかで会えたらということでいったん別れる。僕は島の北西部にある沓形岬キャンプ場へと向かうことに。

 島の道路はいい感じ。サイクリングロードもあるし、鳥は多いし、釣りもどこでもできるし、いうことなしかも。キャンプ場には6時到着。収容人数はテント4〜50張り程度か。既に多くのテントが張ってあり、そして、チャリダーが多かった。こんなに混んでいるキャンプ場は初めてかも。

 姪浜から来たというチャリダーと話をする。バイクから転身してきたとか。夕食をとったあと、すぐ下にある漁港へ釣りをしに出かける。ワームでガヤを3匹。久しぶりの釣りだ。1時間ちょっとやって、キャンプ場に戻る。今日は115キロ走った。


28日目(8/7) -島を一周、天気が良くて最高!- 

 雲が多めの朝。雨が多い島だから仕方ないかもしれないけど、昨日はいい天気だっただけに悲しい。ただ、朝夕だけ曇って日中は晴れるという日が多いので、今日もそれに期待。8時過ぎにテントをたたみ出発。今日は利尻山麓にあるキャンプ場に行き、明日登山をする予定。

利尻山。ほんわかとしていていい感じ。  天気は急速に回復。島の道路は整備されていて、多少のアップダウンはあるものの走りやすい。そして天気の良さが疲れを吹き飛ばしてくれる。やはり晴れた日に走る気持ちよさに勝るものなど存在しない!!

 南東部にあるオタトマリ沼には11時着。沼と利尻山の組み合わせはいい感じだ。辺りを散策。その後はサイクリングロードを通ることに。金の無駄遣いのような気もするが、きれいで山の上を通っているサイクリングロード。気持ちいい。

 姫沼は特にこれといったことなく、がっかり。そして、今日の目的地である利尻北麓野営場へ。ここへ行く道はかなりきつい。3キロくらい登るだろうか。荷物があると本当にきつい。途中で帰りたくなるくらい。

 汗だくになり登り切るとキャンプ場。意外と混んでいる。北大のサイクリング部と少し話をして、テントを張る。他にもチャリダーはちらほらといるようだ。テントを張り終えたあと、買い出しへ。坂道がこんなにきついとは思ってもいなかったので、来る前に買い物を済ましておけば良かったと後悔。まずはセイコーマートへ行ってスーパードライを一杯。うまい。走った後のビールもこれまたいいよね。

 そのあと麓の温泉へ。ここでしばらく休憩。キャンプ場へ戻ると、近くにチャリダーが2人いたので話をする。フェリーで知り合ったらしい。彼らと、山屋のチャリダーさん、ライダーさんの5人で夕食。このキャンプ場は滞在型というより、山へ登るために利用する人が多いので夜も早く、他の旅人との交流もあまりないよと利尻に来る前言われていたが、そんなことなくて良かった。みんなバラバラなんて寂しいもんね。明日は登山。楽しみだ。島一周も60キロ程度なのでおすすめ。


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