東北・関東 
5日目(9/26) -日本海川から太平洋側へ- 

 天気予報では今日も雨。当初は秋田から始発で新庄まで輪行してそこから山形までは走り,山形から仙台への山越えは上り輪行,下り自転車といういいとこ取りの予定であった。しかし雨では走る気がしない。結局秋田−山形間は全て輪行に切り替える。この間は電車だから感じるのかもしれないが思ったより傾斜がなく自転車で走ってもそれほどきつくはないように感じた。

 山形からは仙山線に乗り作並まで輪行。作並駅で自転車のパンク修理などをして1時過ぎに出発。山を下るだけなので全然きつくない。レーサーパンツを穿いているので前回のようなお尻の痛みも全く感じない。但し肩こりと腰痛はかなりきつい。48号線から62号線に移り,秋保温泉で疲れをとり仙台市へ。混浴だったが当然じいさんばあさんしかいない。温泉街の手前ではコゲラを見た。仙台に15時着。この日はここ仙台の大学に通う,高校時代のクラスメイト「ムラマティ」と久しぶりの再会&宿泊。肉じゃがを作って盛り上がった。走行距離は50キロ。


6日目(9/27) -松島はやはり観光地- 

> 仙台にはもう一日別の友人宅に泊まることになっているのでこの日は松島へ出かけることにする。国道を真っ直ぐ行けば25キロでつくのだが適当に散歩感覚で進んだら40キロもかかってしまった。松島四大景観のひとつに数えられる扇谷山からの眺めは素晴らしかった。晴れていたことと私以外に人がいなかったということが大きな要因であろう。山を下りて進んでいくとやはり観光地,ツアー客が大勢いる。別に買い物をする気はしないので引き返す。

 期待していた松島水族館も外観の悪さと1400円という高い入館料のために見送った。期待していただけに残念。帰りは迷わないようにしようと8号を通る…が途中からまたもや適当に進んでしまい,結局帰りも40キロかかってしまった。休養日にする予定がとんだ誤算である。しかし仙台はいい街だ。坂が多いのと冬の寒さという私にとってのマイナス要素はあるが,道は走りやすいし海もそれほど遠くない。市街地のすぐ近くでヤマセミが見られるポイントがある,などなど。福岡も好きだが,仙台もいいなぁと思ってしまった。


7日目(9/28) -水族館に満足- 

 友人に別れを告げ,6時出発。4号線を下り,途中から海岸沿いを走る。サーファーが多い。釣り場的にも良さそうなところが多い。阿武隈川河口ではハゼ釣りをしている人がちらほらと見られた。阿武隈川の近くにある鳥の海では腰を据えて鳥見をしようと思っていたのだが風が強いのと時間もあまりないのでゆっくり走るだけで終わり。この辺が今回の反省点である。その後松浦川まで海岸沿いを走る。河口で鳥を見るがシギ,チドリ系は超初心者の私にとっては同定困難である。それ以外のイソヒヨドリやハクセキレイくらいしかわからなかった。これもなんとかしたい。

 相馬市に入ってからは34号線を通って原町市へ。この間20キロ程は田舎の山間いを抜けるといった感じで快適な走行ができた。今回走った中でお気に入りベスト3には入るだろう。原町からいわきまでは輪行する。この日は輪行なしで行く予定だったが,いわきまでの道のりが予想以上にあるのといわき市にある水族館「アクアマリン福島」へ行きたかったので時間短縮のためにも電車に乗る。15時いわき着。

 急いで水族館へと向かう。閉館時間をチェックしていなかったので猛ダッシュ。16時には着き,余裕での入館。1600円。ちょっと高い気もするが,ここは世界初の水槽内サンマ繁殖が成功しているところである。ちなみに今のサンマは四代目だとか。そのほかにも太平洋の「潮目」に当たる福島では親潮,黒潮の大水槽を並べての展示などなかなか見所も多い。満足して水族館を出る。まだ17時をまわったところだというのに辺りは暗い。東へ来ているんだなあと実感。この日の寝床は健康ランドの仮眠室。水族館から南西へ6,7キロ,国道6号線沿いにある「いわき健康センター」。深夜料金を含めても2800円とまあまあの値段。風呂で疲れを癒し,早めに寝る。130キロ近く走り,熟睡…。


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