東北・関東 
1日目(9/22) -船に乗って直江津へ- 

 今回は前回の失敗を反省し,金がないながらもレーサーパンツを購入。これで余計な悩みは1つ減ったはずだ。ところが今回は今回で新たな悩みが生まれる。その前に,今回のルートについて。フェリーで博多から直江津に行き,そこから秋田,仙台,東京と進み羽田から飛行機で福岡へ。各地に高校時代の友人がいるためそこに泊めてもらうことを考えて今回は軽装備での旅となる。荷物はデイバッグ(30リットル)1つに納める。ということで前回のようなサイドバッグは使わないのだ。これが大問題。荷物を背負っての長距離走行は思った以上に疲れる。それはわかっていたのだが東京へも行くとなるとあまり重装備では行きたくなかったもので。

 さて,22時のフェリーに乗るため箱崎埠頭へ19時過ぎに出発。なんとこの日は雨。どうも私は雨男らしい。箱崎埠頭へ行くだけで予定外の力を浪費してしまった。この日はすぐに眠る。


2日目(9/23) -雨の夜- 

 直江津(新潟県)港への到着は18:30。オリンピックを見ながら過ごす。直江津には予定通り着き,しかも雨は降っていない。ラッキー。直江津駅から新潟まで輪行する。新潟には23時過ぎ到着。この日は健康ランド(24時間営業で仮眠室のついているところ)で夜を明かすつもりだったが金の節約とまだ旅の始まりだからという余裕から野宿に変更。

 ところがしばらくするとぽつりぽつりと雨が。しまったと思っても後の祭り。健康ランドへは10キロ以上ある。諦めて近くの公園へ。しかしそこには屋根がないではないか!でも,大きな木があるから少しの雨なら大丈夫だろう。そう思って眠りにつくと私の予想とは裏腹に雨はかなり激しく降ってくる。カッパを着て眠るが,テントもシュラフもマットもない状態では正に雨晒し。3時間ほどしか眠ることができなかった。反省点の多い立ち上がり。今後が心配。


3日目(9/24) -今日も雨- 

 雨の中朝5時に出発。目的地は山形県酒田市だが,初めから雨ではやる気が出ない。松林の中にある113号を抜ける。まだ朝早いのに交通量は多く,路側帯も狭い。雨の方は2時間ほどで止み,村上市にはいる。この日はちょうど国際トライアスロン大会が行われるそうで,9時半から午後まで各地で交通規制があるというではないか。選手の方々がウォーミングアップのため自転車に乗っている。後を追いかけたりして何とか規制区間を時間内に抜けることができた。

 その後は日本海有数の景勝地といわれる笹川流れを見ながらのんびりと進む。この辺りではイソヒヨドリ,ハクセキレイ,ウミネコをたくさん見た。あちこちに点在する岩山は確かに素晴らしい。100キロほど走ったところで雨が降り出す。ちょうどいい区切りなので輪行する事に。府屋→酒田。昨日の野宿で金の節約ができたのでこの日は贅沢をして駅前のステーションホテルに泊まることにする。距離的にはたいして走っていないのだがバッグを背負って走ったため肩と腰が痛い。おまけに靴はずぶぬれで気持ち悪い。この日は熟睡。


4日目(9/25) -豪雨を体験- 

 よく寝た。7時と遅めの出発。雨は上がっており,気分良く進む。7号線を北上していったのだがこの道は広くて走りやすい。所々で脇道にそれながらも順調に進む。ここで特筆すべき道は西目町にある海沿いへの脇道である。車はほとんど通らず,舗装状況はいい。5キロほどしかないがとても気持ちよく走れる道である。しかしこの辺りから雲行きはまた怪しくなり始め,時折小雨が降るようになる。風もかなり強い。海は大荒れで防波堤を波が幾度となく襲う。

 秋田市まであと30キロというところまで来るとその勢いは激しくなり,豪雨に変わる。1時間ほど足止めをくらうはめに。いいペースで走っていたのだが秋田市に着いたのは結局午後2時半。今日はここで秋田大の友人が住んでいる学生寮(しかも先輩との相部屋)に泊めてもらう。この日も100キロ走った。


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