9月1日(月)晴れ 福岡−那覇−名護 76km
7:20頃自宅出発。久しぶりの荷物付き自転車は重い。空港に着くと,いつものようにまず輪行。毎回ながらてそい。 人目をあまり気にせずに自転車をバラしてバッグに入れる。最近は重い荷物を両手に運ぶのが大変なので,台車(?)を使用。かなり楽ちん。 そして,チェックインして搭乗。9:20発沖縄行き。10:30到着。とても早い!さすが飛行機だ。
自転車組み立てたりしていたら,昼前になったので,空港近くの「那覇そば」に行くことにした。台風のせいか風が強い。追い風なら良いが・・・。 「那覇そば」では,那覇そば+じゅうしぃのセットにした。麺が太く,薄味の鰹だし。久しぶりだからか今イチ・・・。昨夜ラーメンを食べたからだろうか。 そういえば,沖縄のご飯の量は多いことを忘れていた。全部食べきれずにRANBUにあげた。そして出発。
水がないことに気づき,致命的なので,浦添の「サンエー」でさんぴん茶とアミノバイタル系の行動食を買い,北谷のメイクマンでガス缶を買った。 途中の恩納のビーチでキャンプするなら食料が必要だが,今日中に名護まで走ることにしたので,食料はなし。あとはR58を走るだけ。 ほとんど平坦だが,ところどころ上り下りがある。 上り&向かい風の時は,RANBUから遅れてしまう。普段の運動不足を感じる・・・。途中エネルギー不足を感じたので,バイタルで補充。 あとは西海岸の写真を撮りつつ,ひたすら北上する。海上には,積乱雲や積雲がたくさん発達していてかっこいい。台風のせいか,上空の風も強いようだ。
写真ばかり撮っていたせいか(言い訳?),今日泊まる「ホテルうらわ」に着いたのは19:30過ぎ。ホテルの下で,近くで会ったママチャリの兄ちゃんと話す。 横浜から船で来たらしい。自分よりも若そうだ。そば屋を探していたので,「宮里そば」の場所を教えて別れる。8時までだから間に合ったのだろうか・・・。 自分たちの夕食は「かねひで」で買った出来合いの惣菜類ですます。疲れすぎてあまり食べる気がしない。
とりあえず,那覇−名護間は一日で十分走れる距離だ(もしや普通の人なら当たり前?)。しかし,身体中から汗&塩が吹き出してしょっぱかったので微妙だった。 塩が噴き出すのは初めての体験だった。海沿いを走ったからかもしれないが。とりあえず毎日シャワーしたい!


9月2日(火)晴れのちスコール 名護−国頭 40km
7:30起床。ホテルはすごく楽だ。朝食はパンで済まし,9:00出発。途中観光がてら,「森のガラス館」へ。見るだけならただ! 琉球ガラスがたくさん売っている。花とかゴーヤーとか湯飲み,泡盛飲みなど。あんなグラスで泡盛とか飲むとおいしそうだ!しかし, 今買うと割りそうで危険なのでやめる。外ではガラス作りをしていた。しばらくすると観光客が来て,一般客は押しのけられた。近くで犬が寝ていたので撮りまくった。
「ガラス館」の次に,「JASCO」に向かう。短パンとビーチサンダルを買う。ついでに食料品や薬などの買い物もしてしまう。 ちょうど昼くらいなので,食事処を探すと,ちょっと先にそば屋発見!横の「メイクマン」の駐輪場に自転車を止めるとスコールが降り出した!かなり急だ! 確かに積乱雲が発達しすぎて危険だと思ったが。濡れながらソバ屋へ。ソーキソバがかなりうまかった。
積乱雲は次々とやってくる。よく見ると,南東から北西へ雲が流れていく。本土と逆だ!一応雨が止むまで待って出発。また降りそうなので,荷物にはレインカバーだけ付けておく。 合羽は暑いので着ない。後はひたすらR58を北上。海きれい!積乱雲すごい!と言いながら写真を撮りまくった。 多分積乱雲の写真ばっかりだと思う。途中,大宜味の道の駅でスコールしのぎも兼ねて休憩。農産物や泡盛がたくさん売っていた。 シークワサーの濃縮還元も売っていた。また,喜如嘉では鳥見もした。
夕方前にはゆいゆい国頭の道の駅に到着。中は改装されていた。外も屋台が新たにできていて,夜は人がたまりそうだ。寝るのは微妙かと思い,しばらく休憩してから半地の砂浜に移動。 半地は意外と蚊が少ない。しかしテントの中は地獄だ!暑すぎて寝れない!外に出て涼んだり,星を見たりしていたが,やはり無理そうだ・・・。


9月3日(水) スコールのち晴れ 国頭(林道・野生保護センター) 25km
5:30起床。眠い・・・。国頭に来たから・・・と,与那覇岳の林道へ鳥見に出発。林道はアスファルトだが,上り下りが急である。 何となく雨が降ったり止んだりしていたが,林道を登る途中で本降りに。どこにも隠れるところがないので,一応木の下に避難はしてみたがずぶ濡れだ。 Tシャツがしぼれる!林道脇の側溝からは水があふれ,道路は濡れて滑りやすい。どうしようもないので,小降りになってから再出発。ひたすら自転車を押して登る。 鳥はなかなか出てきてくれない。
T字路をすぎて大国林道に入ってから鳥が出始めた。ノグチゲラにアカヒゲ,その他たくさん!鳥見しながら走って,与那覇岳の登り口に着いたのは9:30すぎ。 時間かかりすぎ!予定では9:00には半地に戻って遅い朝食,と思っていたのに・・・騙された!与那覇岳の登山道には入ったものの,何もいなかったし, 半袖半ズボンだといかにも「攻撃してください」的に感じたので,結局すぐに戻ってきてしまった。与那覇岳から先はほぼ下り。ちょっと走ったところで, リュウキュウヤマガメ発見!かなりかっこいいので(ちょっと捕獲して)撮りまくった。その後はひたすら下ってきた。最後の森林公園の横は恐怖だった。 ひどすぎる下りだ!
10:00時過ぎに半地に帰宅。すると,近くで酒盛りしていたおっちゃん達3人組に呼ばれて酒盛りに加わる。 RANBUは泡盛をがんがん飲んでいたが,自分はさんぴん茶のみで。ほぼ標準語でいろいろ話してくれたが,完全なる方言だと全然分からない! 沖縄は外国だ!しかし,たったおにぎり2個で林道走りきってカロリー不足な自分としては,早く飯を食いたい!が,RANBUはかなり酔ってて楽しそうだ。 結局,13:00前になってようやく酒盛りから抜けて,道の駅でソバにありついた。RANBUは泡盛4杯でかなりきつそうだし酒臭い。こんなんでセンター行って良いのか? と思いつつ,昼食後は山原の野生保護センターへ。鳥の話をしたり,本読んだり,展示を見たりして夕方までのんびり過ごし,閉館間近に道の駅へ移動。
辺土名のスーパーでおかずを買い,半地に帰って洗濯物を片づけていると,先程のおっちゃんが別のおっちゃんと車でやって来て(既に飲んでいる), 川向かいで酒盛りしていたおっちゃん達の所へ連行(?)した。取れたての小魚の刺身や唐揚げを頂いたがかなりおいしかった。 帰りにおっちゃんの友達の人の家でバンジロウの実をお土産に頂いた。時計草みたいなにおいだ。


9月4日(木) 晴れ時々スコール 国頭(半地−辺戸岬)−大宜味 62km
6:30起床。意外とよく眠れた気がする。昨日もらったパンを食べて,洗濯して片づけしてると,昨日のおっちゃんがやってきて, またパンを差し入れしてくれた。RANBUが携帯の番号を教えていた。今度来るときは,約束通り,可愛い女の子を3人連れてこなくては・・・。 洗濯物がある程度乾いた時点で出発。とりあえずは辺戸岬まで走ることに。一度行ったことはあるけれど,自転車では行ったことがなかったので。
行きは向かい風。ひたすら海のそばを北上。車が少ない。途中のトンネルでかなり酸欠状態になりながらも,11:00すぎに到着。 辺戸岬は与論が見えていい感じだったが,鳥が全くいなかった。そして暑い。写真撮ったり,お土産屋を見たり,日記書いたりしてから,昼食。 その後もソファーでのんびりくつろぎつつ,沖縄戦等の歴史写真を見たりして,ちょっと日が弱まるくらいの14:30に出発。途中で今日泊まる予定の 「民宿平良」に電話予約。無事泊まれそうだ。あとは大宜味まで追い風を受けて一気に走る。民宿には16:30には到着。早かった!
民宿にチェックインして荷物を置き,しばらく休憩してから喜如嘉へ鳥見しに行く。最初は何もいなかったが,帰る直前になって,ようやく出てきてくれた。 その後,発達した積乱雲とかなとこ雲と夕日を撮りまくって,夕食&朝食を買いに国頭の道の駅へ。と思ったが,積乱雲がかなり危険だったので,急遽大宜味の方へ戻る。 後ろから迫る積乱雲はヤバすぎ!しばらくすると,国頭の付近は降水して真っ黒になっていた。大宜味の道の駅まで走ったが閉まっていたので, 近くの共同販売店で夕食を買って,また宿まで走る。途中から降ってきたので,かなり急いで走った。民宿に着いたときは汗だく&だれだれ。 着いてすぐにオリオンビールを一気に飲んでしまった。
夕食後は久しぶりのシャワーをして,洗濯機まで使わせてもらった。冷蔵庫も使えるのですごく便利だ!クーラーもあり,涼しい中で寝ることができる。 宿最高!ていうか,へたれぶりを発揮している?

