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霧島・えびの高原・御池:2006/05/02-05

  • 05/02 宮崎 → 霧島神宮(輪行)→ 霧島
  • 05/03 霧島 → えびの高原 → 霧島
  • 05/04 霧島 → 御池
  • 05/05 御池 → 宮崎

坂道が大変そうで、これまで足を伸ばしていなかったえびの高原。昨年は出発の準備までしたものの、急な体調不良で行かずに終わっていた御池。今年のGWは休みを取ることができたため、輪行を使って3年ぶりのキャンプツーリングへ。人出の多さと坂道のきつさは想定どおり。とはいえ、夏鳥のさえずりを聞きながら新緑の山道を走ることができて充実した4日間になりました。


1日目 (5/2) 3年ぶりのキャンプツーリングに出発!

前日の夜から降り出した雨は長続きすることなく、翌朝には晴れ間ものぞいていた。今回の目的地は霧島・えびの高原。宮崎に来てから、行こうと思いつつ訪れていなかったえびの。連休中で混雑するのはわかっているが、せっかくのまとまった休みなので4-5泊の日程で出かけることに。軟弱と言われるかもだが、目的地付近までは輪行。宮崎駅11:51発の特急「きりしま7号」に乗って、鹿児島県霧島市の霧島神宮駅まで移動。この列車は3両編成で、デッキ部には自転車を置くスペースはほとんどない。人間も自転車の隣にいるのなら1台は置くことができるが。車両最後尾の座席後ろに1台、座席の前(自分の足の前)に1台という置き方で我慢。

霧島神宮駅着は13:13。日差しが強く、既に汗ばむ陽気。タクシーが駅前に何台も止まっているが、連休中といっても今日は平日なので運転手さんものんびりとしている。タクシー運転手のおっちゃんと話をしながら自転車を組み立て、14時前に出発。今日の目的地は20 km程先にある「霧島高原国民休養地」のキャンプ場。県道60号線→国道223号線という主要道ルートを進む。60号線は初めだけ歩道があり、その後は普通の山道に。霧島川沿いに進む道、対岸の森からはアカショウビンの声がかすかに聞こえ、初夏の風を感じつつ気持ちよく進む・・・はずだったのだが、3 km走ったあたりから勾配がきつくなった。日差しは相変わらず強く風もなく、真夏のサイクリングのような感じに早くもバテ気味。国道223号との合流点にある霧島神宮に着いたのは14時半頃。参拝はパスし、写真だけ撮って先に進む。

霧島神宮入り口 道の駅霧島から宮崎方面をのぞむ

霧島神宮から数キロ先にある道の駅霧島では水を補給し、目的地を目指す。それなりにきつい坂道を進むと、温泉の水を集めて落ちる、落差25 mの「丸尾の滝」に到着。ここまで来れば目的地に着いたも同然。日陰で一息入れて坂を登ると、霧島温泉街の中心地である丸尾の交差点。観光案内所で温泉マップをもらい、坂道を一気に下ってキャンプ場へ。せっかく稼いだ標高を一気に使い切ってしまった・・・。「霧島高原国民休養地」は丸尾交差点から南に2 km程いったところにある県営の施設。周辺にはコンサートホールや野外ライブ場などがあり、この日も野外ライブで盛り上がっていた。

キャンプ場は休養地の一角にあり、持ち込みテント2人以上用が1泊1530円。加えて1家族100円の清掃協力費+入場料が1人200円。つまり、2人で行くと1人当たり1000円というところ。サイトは芝生のみのエリア(面積で8割程度)と、木立の中にあるエリアにわかれていて、芝生のオートキャンプエリア以外は自由に利用可能。「シンフォニースパ」という風呂は20時まで利用可能で、200円(石鹸はついている)。

丸尾の滝 丸尾の滝

洗濯物を干したいので木立の中にテントを建てて、買い出しと温泉へ。シンフォニースパは安いが、せっかく温泉地に来たので近くの温泉へ行こうと思い、料金もお手頃な「関平温泉」に行ってみることに。しかしこれが失敗。温泉マップにはキャンプ場の少し南に書いてあったのだが、実際は2 km以上離れていた。しかも下り。そして着いてわかったのは「定休日」ということ。汗だけ掻いてキャンプ場に戻る、悲しいかな。キャンプ場への入り口にあるスーパーで買い出しを済ませた後は、結局シンフォニースパで汗を流す。

風呂上がりはお約束の牛乳、ではなくてコーヒー牛乳を飲み、夕飯の支度。今回持ってきた火器は、数年前ガソリン漏れで炎上し、2回も修理に出したスノーピークのGIGA POWER STOVE。先日鳥見の際に着火のチェックはしたのだが、少々不安だったので炊事場でご飯を炊くことに。問題なく着火成功。しかしこの火器を使ってご飯を炊くのは3年ぶりなので火加減が今ひとつわからず、生っぽい出来に。味付ホルモンとニラを炒め、デザートには日向夏。20時過ぎの遅めの夕飯を済ませ、すぐ横になったのだが、野外ライブが22時過ぎまで続き、寝付くことができたのは結局23時過ぎ。出だしから躓きっぱなし。

温泉から立ち上る湯煙 霧島高原国民休養地キャンプ場より
  • 走行距離:22 km
  • 確認した鳥
    • アカショウビン (s)
    • コゲラ
    • サンショウクイ
    • ヤブサメ (s)
    • ウグイス
    • オオルリ (s)
    • ヤマガラ
    • シジュウカラ
    • カワラヒワ
    • スズメ
    • ハシボソガラス
    • コジュケイ (s)
    • カワウ

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2日目 (05/03) えびの高原への道は予想通りたいへん

明るくなってもすぐには起きることができず、6時過ぎの目覚め。今日はテントを張ったまま、周辺をサイクリングする予定。テントのそばにやってきたコゲラに遊んでもらい、2回目の炊飯で少しはましになったご飯とレトルトカレーを食べて8時出発。とりあえずは丸尾の交差点まで登る。オオルリのさえずりが聞こえて気分爽快、荷物もデイパックのみなので身軽・・・なのだが、この上りが意外ときつく、早くもバテてしまった。とりあえず丸尾交差点のファミリーマートで弁当購入。

丸尾の交差点からえびの高原にかけては、途中に10%の傾斜もある、きつめの山道。観光ホテルが立ち並ぶ中、谷間から聞こえるアカショウビンのさえずりを聞きながら登り続ける。道端からは硫黄の噴気が立ちこめ、体には良くないが温泉地に来ている事を実感。この道は交通量も多く、せっかく鳥の声やキツツキ類のドラミングが聞こえてもすぐにエンジン音でかき消されてしまう。

テントのすぐそばにいたコゲラ 硫黄の匂いぷんぷん

こまめに休憩をとりながら進むこと2時間、日本一高地にある火口湖、大浪池の登山口到着。本当はここから大浪池に登ろうと思っていたのだが、登山口周辺には車がずらり。駐車場が狭いのもあるが、30台近い車に少々うんざりしたので、大浪池をパスしてえびの高原まで登ることに。えびの高原には30分ほどで到着。意外に早く着いてしまったのであれっ?といった感じだった。とはいえスタートから600 mは登った。普段ヒルクライムをしない体にはきつい道だった。えびの高原も駐車場は満杯。隅っこに自転車を止め、とりあえず「えびのミュージアム」で軽く事前?学習。その後は少々早いが、レストランで昼食。頼んだのはチキン南蛮定食1000円。ここに来てまでチキン南蛮食べなくても・・・と思うかもしれないが、メニューにあると気になって注文してしまう今日この頃。味は、まあ普通だった。

この先に鳥が止まったらなぁ 韓国岳をのぞむ

食後はすぐ裏から行くことができる「池巡り」へ。えびの高原周辺には百紫池、六観音御池、不動池という3つの池と白鳥山という山があり、そこを回るハイキングコースがある。白鳥山に登らなければ、1周1時間半程のコースなので、散策にはもってこい。食後の軽い運動?も兼ねて歩いてみることに。昼過ぎということで鳥の声は多くないが、時折カラ類やウグイの声が聞こえてくる。その中で最も数多く聞いたのは帰化種のソウシチョウ。福岡で聞き慣れていたとはいえ、ウグイスの「ホーホケキョ」が完全に力負けしてしまう程の声は何度聞いてもすさまじい。姿も声も美しいが、色々なことが頭に浮かび、純粋に「きれいだね」とは思えない。

ハルリンドウ 六観音御池

百紫池、六観音御池、不動池と回ると韓国岳が見えてきた。ここも今日は登山客でいっぱい。あまりに多すぎて登る気にならない。そもそもそんな体力も残っていないが・・・。自転車のところに戻り、朝買って結局食べていなかった弁当を少しつまんで14時過ぎ出発。朝ヒィコラ言って登ってきた坂道、爽快で少々怖い下りはあっという間に過ぎていく。ブレーキをかけないと、あっという間に50 km/hを超えてしまう。あれだけ苦しんだ坂道も、下りは30分かからなかった。丸尾交差点のすぐそばにある温泉「カジロガ湯(330円、石鹸・シャンプーなし)」で汗を流し、キャンプ場に戻る。テントの数が100を超えていてびっくり!お盆に利用した北海道のキャンプ場を思い出してしまった。食事を済ませると疲れがどっと出て、21時前に就寝。

樹齢500年をこえるスギ テントでいっぱいになった霧島のキャンプ場
  • 走行距離:30 km
  • 確認した鳥
    • キジバト
    • アカショウビン (s)
    • ヒバリ
    • ツバメ
    • サンショウクイ
    • ヒヨドリ
    • ヤブサメ (s)
    • ウグイス
    • オオルリ (s)
    • ヒガラ
    • ヤマガラ
    • シジュウカラ
    • メジロ
    • コジュケイ (s)
    • ソウシチョウ

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3日目 (05/04) 野鳥の森へ

昨日早く寝たこともあり、5時半起床の7時半出発。今日の目的地は、霧島山系最大の火口湖、御池。丸尾交差点から初日に通った道を逆戻りして東へ進むルート。下りが中心なので移動はそれほど苦にならない。霧島神宮に9時前着。初日は入り口から写真を撮っただけだったので参拝することに。朝だというのに参拝客でにぎわっていた。ここで祀られているのは日本神話で有名なニニギノミコト。天孫降臨の話を歴史が得意な姫にしてもらい、参拝を済ませた後は、軽いアップダウンを繰り返して御池に向かう。到着は11時過ぎ。入り口からキャンプ場まではすぐかと思いきや、登りがあって面食らってしまった。しかもキャンプ場への入り口では交通整理をしていた。砂利道を下り、キャンプ場へ。この下り、100 m程度だが傾斜はかなりきつく、荷物を積んだ状態での登りは押して歩くしかないといった感じがする。

霧島神宮 シーサー!?・・・そんなわけないか

管理棟で受付を済ませる。持ち込みテント1泊1500円+使用料1人200円。このあたりのキャンプ場は1人1泊1000円が相場というのがつらい。テントサイトは湖畔にあり、広さはそこそこ。テント台の上に張ることもできるようだ。テントを建て、朝買ってきた弁当を食べた後は野鳥の森を回ってみる。ここ御池は、昭和47年に国指定の野鳥の森となったところ。その周りには背の高いカシ・タブ類の木々が多い茂り、ヤイロチョウやアカショウビンをはじめとする美しい鳥たちが訪れる地として全国的な知名度を誇っている。

そんな御池だが、宮崎に来てから1度も訪れることがなかったので今回の探鳥が楽しみ。森の入り口ではオオルリが盛んにさえずり、幸先の良いスタート。少し進むとミソサザイの元気すぎる声と可愛い姿を見ることができ、アカショウビンの「キョロロロ」もあちこちから聞こえてきた。しかし姿は見ることができず、観察小屋ルートを回って15時前にテントへ戻る。

鹿児島県→宮崎県 高千穂峰

温泉と買い出しを済ませていなかったので、暗くなる前にと急いで準備をしてキャンプ場を出る。交通整理のおばちゃんにスーパーの場所を聞くと、「高原駅のそばに大きなスーパーがある(そこまで行かないとない)」とのこと。御池から高原駅までは約7 km。しかもずっと下り。温泉はもう少し手前にあるが、それでも御池から5 kmはある。ということは、せっかく温泉に入っても、帰りは上りが5 kmあるのか。まさに「行きはよいよい帰りは・・・」だ。緩い下り坂に身を任せると、高原駅のほぼ隣、国道の裏手にスーパー「希望の店」があった。名前にちょっとびっくり。品揃えはかなり多く、ここでなら大抵のものは買えそうだ。味付豚肉500 gとモヤシを買ってお次は温泉へ。

キャンプ場に一番近い温泉街?は、「湯之元」「極楽」「東霧島」の3温泉。今回は、一番最初に見つけた湯之元温泉に入ってみることに。以前までの300円から400円に値上げしたようだが、常連さん達で結構賑わっていた。泉質は「炭酸鉄泉」。黄土色の湯で、鉄の匂いがした。特にこれといったものはないが、個人的にはなかなか良かった。夕涼みする間もなく、キャンプ場へ戻る。かなりスピードが出たように感じた下り坂だったが、登ってみるとそれほどたいしたことはなく(荷物を積んでいないことが大きいかもしれない)、意外と楽に御池に戻ることができた。500 gのボリュームある肉を焼いて食べ、21時前に就寝。明日は早起きして鳥見だ。

御池 御池野鳥の森
  • 走行距離:48 km
  • 確認した鳥
    • キジバト
    • アオバト (s)
    • アカショウビン (s)
    • サンショウクイ
    • ヒヨドリ
    • ミソサザイ
    • ヤブサメ (s)
    • ウグイス
    • オオルリ
    • ヤマガラ
    • シジュウカラ
    • メジロ
    • ハシボソガラス
    • コジュケイ (s)

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4日目 (05/05) 早朝バードウォッチング

「キョロロロ・・・」アカショウビンのさえずりで目を覚ます。幸せなひととき。メジロもさえずり、にぎやかな朝だ。ササッとご飯を炊いて食事を済ませ、6時半前野鳥の森探鳥に出かける。ミソサザイやカラ類、メジロなどの合唱の中を気持ちよく歩く。アカショウビンの声が昨日ほどは聞こえず距離も遠いが、代わりにサンコウチョウのさえずり「月 日 星 ホイホイホイ」を間近で聞くことができた。姿は見えなかったが。観察小屋でアカショウビンを待ってみるが、どうも私たちには小屋で待つというスタイルが合わないらしく、30分でダウン。小屋を出るとキビタキ。やっぱりこっちの方が楽しい。遠くから聞こえるアオバトの「アォーアォー」に耳を澄ませながらテントに戻り、11時過ぎにキャンプ場を出た。

昨日同様高原駅まで一気に下り。希望の店で弁当購入。高原駅13:08のワンマン列車に乗って宮崎駅まで。高原を通る列車はJR吉都線。鹿児島県の吉松と宮崎県の都城を結ぶ路線は、自転車の置き場に困る1両ワンマン。列車後部に置くしかないが、ギリギリ2台置けるかどうかといった感じ。都城から宮崎までは輪行しやすい通勤列車タイプ。後半は快適な輪行ができた。今回の旅行、人の多さと坂のきつさは仕方ないとして、好天に恵まれたのはラッキーだったと思う(6日は雨だったので、本当にちょうど良いタイミングで帰ってきた)。あれだけさえずりを聞いていたアカショウビンを見ることができなかったのは心残りだが、どこを走っていても夏鳥達の美しいさえずりが聞くことができ、季節を感じるサイクリングができて満足している。

霧島連山をのぞむ 輪行がしやすかった都城-宮崎間の普通列車
  • 確認した鳥
    • トビ
    • キジバト
    • アオバト (s)
    • アカショウビン (s)
    • オオアカゲラ
    • サンショウクイ
    • ヒヨドリ
    • ミソサザイ
    • ヤブサメ (s)
    • ウグイス
    • キビタキ
    • サンコウチョウ (s)
    • ヤマガラ
    • シジュウカラ
    • メジロ
    • スズメ
    • カケス
    • ハシボソガラス
    • コジュケイ (s)

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