'03沖縄 
7日目(9/7) 晴→曇一時スコール -那覇に戻る-
沖縄と言えば「シーサー」。色々な表情をしたシーサーがあってこれを見て回るのも面白い。

 5時半起床。雨はすっかり上がり,晴れ間も覗く夜明けとなった。明日で旅も終わりということで,今日は那覇まで移動する日。朝食をとり(結局米は1キロしか使わなかった・・・),撤収準備をして9時出発。国道329号を南下し,その後330号→58号というルートで那覇を目指す。途中沖縄市では激坂もあったがこの道は総じて走りやすく,なかなかお薦めの道かもしれない。

 その後は予定通り北谷で58号へと移るのだが,このとき後ろを見ると真っ黒な雲が迫ってきているではないか!これはやばいということで大急ぎで近くのローソンに避難。すると今回も間一髪,着いた途端に雷混じりの土砂降りに。しばらくコンビニ内で休憩すること1時間,ようやく峠は過ぎ去ったようなので再出発。

 途中浦添市では国道沿いにアウトドアショップを発見。そこそこの品揃えで自転車コーナーもあり(ゲーリーの正規代理店),なかなかといったところだろうか。昼食は久しぶりのマック。沖縄で食べると何となくアメリカーンな感じがするのは気のせいだろうか。

 那覇市到着は15時過ぎ。宿に予約の電話を入れ,先に漫湖干潟に行ってみる。

漫湖干潟。都市のど真ん中にある干潟にはびっくり。

 漫湖干潟は,那覇市と南風原町側を流れる国場川と豊見城市側を流れる饒波(ぬは)川が交叉する河口にあり,1995年にラムサー流条約登録となった沖縄県最大の干潟。干潟の埋め立てや大きな橋ができる等人工構築物が多くなり,排水やゴミの問題も抱えるが,人口40万人の都市圏ど真ん中にあるこの漫湖干潟は渡り鳥の集団飛来地として貴重な存在であることに変わりはない。

 そんな漫湖干潟だが,実際に鳥見をするのは今回が初めて。つい先日開通したばかりのモノレール(これに関しては・・・まあここでは何も言わないでおこう)沿いに川を上っていくと干潟が現れた。その広さはかなりのもの(登録されたのが58ha)。鳥はダイシャクシギ,チュウシャクシギ,ムナグロ,トウネン,アカアシシギ,アオアシシギ等,昨日の照間に比べれば少ないがそれでもなかなかのものだ。宿を予約した時間まで僅かだったのでちょっと見ただけで終わってしまったが,明日時間があったらまた来ようということで,宿へ向かうことに。

沖縄と言えばこの「オリオンビール」。飲まないわけにはいきません。

 予約したのは那覇港のすぐ側にある「民宿東荘」。国際通りまでは徒歩20分程,空港も近いし立地条件はなかなか良い。宿に着くとナイチャー(本土の人間)っぽい元気な兄ちゃんが部屋を案内してくれた。ちなみにこの宿は2階建てで,2階が宿泊客用の部屋となっている。バス,トイレは共同,建物はちょっと古いアパートといった感じ。部屋はテレビ,扇風機つき,エアコンもあるがこちらは使用電力に応じて料金を払うという形態。宿代は1泊2000円。最近は沖縄でもドミトリー(相部屋)が流行っているので,ドミの1泊1000〜1500円と比べるとちょっと割高かな?といった感じだ(それでも本土に比べれば格安か)。

 しばし休憩してから徒歩で国際通りへ向かう。ここは那覇一の繁華街。通り沿いに色々な店が建ち並び,土産や本,食事等必要なことはここで事足りるといった場所。二人とも人混みは嫌いだが,土産屋では泡盛の試飲もできるためその点では気に入っている。今日も例に漏れず試飲三昧。土産用ということでどの店も古酒ばかりを置いている。その中から売れ筋(名前は忘れた20度,残波25度,名前は忘れた43度,どなん60度)をクイックイッと飲めば,食事前ということでちょっとヘロヘロ気味に。土産にTシャツを買い,郷土料理の店でゴーヤチャンプルーを食べ,コンビニでオリオンビールを買って宿に戻る。帰り際雨に降られたが美味しいビールで沖縄最後の夜を乾杯し,気分良く就寝。


8日目(9/8) 曇一時雨 -1週間もあっという間に終わり-
先日開業したモノレール。うーん・・・。

 7時起床。台風が沖縄めがけて来ているが,まだ距離はあり今日一杯は大丈夫そう。荷物をまとめ,9時前出発。天気は曇り。帰りの飛行機は14時過ぎなので,午前中は買い物ついでに昨日も行った漫湖干潟へ行くことに。

 今日は訪れたのがちょうど干潮時ということで,干潟の面積はかなり広い。観察は漫湖干潟の鳥見スポットとしてよく言われる豊見城高校の前。鳥はダイシャクシギ,チュウシャクシギ,ムナグロ,ダイゼン,トウネン,ハマシギ,アカアシシギ,アオアシシギ,メダイチドリ,シロチドリ,キョウジョシギと,昨日よりも賑やかだ。

 ミナミトビハゼやヒメシオマネキ等にもしばらく遊んでもらい,10時半を回ったところですぐ隣にあるマックスバリュでお買い物。ここでの目当ては泡盛等の土産だ。福岡にも泡盛は売っているし,沖縄ショップもあるので無理して買わなくても良いのだが,つい「ちょっとでも安く」という気持ちが働いてスーパーで買えるだけ買って持ち帰るという癖が出てしまう。

ヒメシオマネキ。

 その後は初日にも行った空港近くの「那覇そば」で昼食を済ませ,空港へ。空港内ではやんばるで買い損ねた「シークワサー原液」を3本2000円のリーズナブル(?)な値段で買い,無事福岡へ。

 今回は久しぶりの夏の沖縄ということでやはりその「暑さ」にやられがち(特に自転車)だが,それでも「行って良かった,また来たい!」と思うのはやはり沖縄だからなんだろうなぁ。

 あと,この時期1週間以上滞在していれば台風の一つや二つ喰らいそうなものなのだが,出発前にかすめ損ねた(当初狙っていた石垣便に乗れていれば,ちょうど直撃を喰らった)奴と帰宅後に沖縄(特に宮古島に大打撃を与えた)を襲った台風14号のちょうど間の旅行という,なんとも幸運な日程には日頃の行いに感謝するしかない(!?)。


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