5時半起床。雨はすっかり上がり,晴れ間も覗く夜明けとなった。明日で旅も終わりということで,今日は那覇まで移動する日。朝食をとり(結局米は1キロしか使わなかった・・・),撤収準備をして9時出発。国道329号を南下し,その後330号→58号というルートで那覇を目指す。途中沖縄市では激坂もあったがこの道は総じて走りやすく,なかなかお薦めの道かもしれない。
その後は予定通り北谷で58号へと移るのだが,このとき後ろを見ると真っ黒な雲が迫ってきているではないか!これはやばいということで大急ぎで近くのローソンに避難。すると今回も間一髪,着いた途端に雷混じりの土砂降りに。しばらくコンビニ内で休憩すること1時間,ようやく峠は過ぎ去ったようなので再出発。
途中浦添市では国道沿いにアウトドアショップを発見。そこそこの品揃えで自転車コーナーもあり(ゲーリーの正規代理店),なかなかといったところだろうか。昼食は久しぶりのマック。沖縄で食べると何となくアメリカーンな感じがするのは気のせいだろうか。
那覇市到着は15時過ぎ。宿に予約の電話を入れ,先に漫湖干潟に行ってみる。
漫湖干潟は,那覇市と南風原町側を流れる国場川と豊見城市側を流れる饒波(ぬは)川が交叉する河口にあり,1995年にラムサー流条約登録となった沖縄県最大の干潟。干潟の埋め立てや大きな橋ができる等人工構築物が多くなり,排水やゴミの問題も抱えるが,人口40万人の都市圏ど真ん中にあるこの漫湖干潟は渡り鳥の集団飛来地として貴重な存在であることに変わりはない。
そんな漫湖干潟だが,実際に鳥見をするのは今回が初めて。つい先日開通したばかりのモノレール(これに関しては・・・まあここでは何も言わないでおこう)沿いに川を上っていくと干潟が現れた。その広さはかなりのもの(登録されたのが58ha)。鳥はダイシャクシギ,チュウシャクシギ,ムナグロ,トウネン,アカアシシギ,アオアシシギ等,昨日の照間に比べれば少ないがそれでもなかなかのものだ。宿を予約した時間まで僅かだったのでちょっと見ただけで終わってしまったが,明日時間があったらまた来ようということで,宿へ向かうことに。
予約したのは那覇港のすぐ側にある「民宿東荘」。国際通りまでは徒歩20分程,空港も近いし立地条件はなかなか良い。宿に着くとナイチャー(本土の人間)っぽい元気な兄ちゃんが部屋を案内してくれた。ちなみにこの宿は2階建てで,2階が宿泊客用の部屋となっている。バス,トイレは共同,建物はちょっと古いアパートといった感じ。部屋はテレビ,扇風機つき,エアコンもあるがこちらは使用電力に応じて料金を払うという形態。宿代は1泊2000円。最近は沖縄でもドミトリー(相部屋)が流行っているので,ドミの1泊1000〜1500円と比べるとちょっと割高かな?といった感じだ(それでも本土に比べれば格安か)。
しばし休憩してから徒歩で国際通りへ向かう。ここは那覇一の繁華街。通り沿いに色々な店が建ち並び,土産や本,食事等必要なことはここで事足りるといった場所。二人とも人混みは嫌いだが,土産屋では泡盛の試飲もできるためその点では気に入っている。今日も例に漏れず試飲三昧。土産用ということでどの店も古酒ばかりを置いている。その中から売れ筋(名前は忘れた20度,残波25度,名前は忘れた43度,どなん60度)をクイックイッと飲めば,食事前ということでちょっとヘロヘロ気味に。土産にTシャツを買い,郷土料理の店でゴーヤチャンプルーを食べ,コンビニでオリオンビールを買って宿に戻る。帰り際雨に降られたが美味しいビールで沖縄最後の夜を乾杯し,気分良く就寝。
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