くじゅう・阿蘇の旅
1日目(11/7) -1泊2日の強行日程- 

 5時半出発。今回の旅の目的は,GWツーリングで雨のためにやられた「やまなみハイウェイ」のリベンジと九重でお世話になった 「くじゅうエイドステーション」に顔を出すという二つだ。 今回はテントなどキャンプ用具を持たず,1.25の細いタイヤで軽量化をはかり1泊2日で阿蘇まで行くことにしたのだ。

 112号線を南下し,途中から386号に入る。これは日田へのショートカットルートだ。久留米経由で筑後川を上るより15キロは短縮できるはず。 386号は,路側帯が狭いので走りやすいとはいえないが,だからといってめちゃくちゃ悪いわけでもない。

 甘木を通って日田へ。日田には10時前に到着。ここで70キロちょっと。アップダウンはほとんどなく,距離も意外と近かったのでびっくり。 そして210号線に合流。この道は,天瀬付近で工事が多く,片側通行というのはつらかったけど,それがなければ歩道もあるしいい感じ。 山も秋めいていて雰囲気はいい。気温は15度前後だろうか。

 玖珠に入ると,じわりじわりと上りが始まる。「勘弁してくれ」というほどの急な坂道ではないが,疲れるものは疲れる。水分峠には14時過ぎ。 ここで120キロ。レストハウスで土産を買って,一休み。さあ,ここからが本番だ。前回ガスっていて周りの景色を見ることができなかったから, 晴れ間がのぞいている今日にはかなり期待。ちょっと雲が多いけど,そんなことは気にしない,気にしない。

 やまなみハイウェイに入ると,すぐに急な上り坂。そのあとはしばらくアップダウンが続くわけだけど,一度走った道のような気がしない。 やはり,霧がないと全然違うね。山も紅葉が美しく,交通量も平日のためかそれほど多くなくていい感じ。 途中朝日台のレストハウスでおっちゃんと立ち話をして「くじゅうエイドステーション」に着いたのは16時過ぎ。

 半年ぶりのエイドステーション。今回はキャンプ場の利用ではなく,宿に素泊まりする。2500円。夜は前回と同じく, おっちゃんに温泉へ連れていってもらい,宿に帰ってからはお酒をごちそうになる。やはり,このアットホームな雰囲気はいいね。 今日の走行距離は140キロ。明日は前回行かなかった大観望。晴れていることを願うばかり。


2日目(11/8) -やまなみ,素晴らしい!-

 起床は5時半。異様に寒い。外へ出て気温を見ると,なんとマイナス2度ではないか!びっくり。しかも外の方がなんとなく暖かいし。 自転車は見事に凍結していた。もちろん路面も。ふう。なかなかやってくれるではないか,この時期のくじゅうよ。それにしても,昨晩の星空は見事だった。 今まで見た中で一番かもしれない。流れ星も,同時に二つ見ることが出来たし。

 7時にエイドステーションに別れを告げ,出発。まずは長者原へ。ここまでは5キロ。やまなみもこの時間帯は交通量が少なく,いい感じで進む。 それから今日の第一関門である牧ノ戸峠へ。でも,道は山を巻いていて傾斜はそれほどないので,そんなに苦労することなく登る。 車が少ないというのもありがたい。結局出発から1時間で到着。1330メートルも意外と大したことない(かな?)

 それからは今日一番のお楽しみである下りが続く。前回は視界が最悪だったのと,パンクをしたというのがあって全然楽しめなかったから期待は高まる。 そして,やまなみの道は見事,期待にこたえてくれた。もう最高!言うことなしの下りだったね。そして,ミルクロードへ。 ここは周囲が草原なのでこの時期に走ると寂しい景色が続く。春に来たら最高なんだろうなあ。外輪山沿いに行くから楽かと思ったけど, 丘の上の進むといった感じで平坦ではない。まあそんなにきついというわけではないけど。

 大観峰に着いたのは10時前。やはり観光客が多い。どうもこういう所は駄目なんだよなあ。景色も,霞がかかっていてそれほどではない。 ま,観光名所なんてどこもこんな物だけどね。ここでは300円出してソフトクリームを食べた。これはうまかった!バスの運転手としばらく話をして,いざ出発。 12時に菊池。この時点ではまだ70キロちょっと。2時半に鹿北道の駅。ここでようやく100キロ。 福岡まではあと70キロ。一休みして,ここからはノンストップ。信号での休憩以外は休むことなく走りつづけた。 3号線,思っていたのよりは走りやすかった。もちろん,トラックが多くてきつかったのには変わりないが。 それでも,片側だけとはいえ歩道が一応あるからまだマシかな。旅を楽しむのには全く向いていないけど,目的地に着くために走るというのであれば結構いいのかもね。 7時過ぎには帰宅。175キロ。疲れた。疲れた。疲れた。


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