2024年8月26日(月) 仙台→相馬駅→松川浦 27km
4月から仙台に住み始めた(単身赴任)都合上、仙台を拠点に東北の旅をすることになった。 当初は日本最大の干拓地と言われている秋田県大潟村+αを予定していたが、8月最終週は日本全国どこも雨という予想。 とはいえ、仙台で過ごすのも・・・北東北よりは南東北の方が予想が若干マシだったため、秋田行きを取り止め、近場の鳥見スポットを泊まりがけで巡ることにした。
仙台から福島県相馬市は直線距離で60km程度。実は自走できそうな距離だが、ヘタレ且つ真夏の熱中症のリスク(言い訳?)もあり、仙台駅〜相馬駅は輪行することとし、8時過ぎに自宅を出発。 やけに登校している小学生が多いな、と思ったらどうやら今日から2学期らしい。 仙台駅西口で自転車を折り畳むが、久しぶりの輪行はやはり手こずった。今回はBike Friday+オルトリーブの使い込んだフロントバッグ+新調したばかりのサイドバッグの組合せ。 特にワンタッチでサイドバッグをキャリアに着脱できるのは画期的である。今までの苦労は・・・何故これさっさと買わなかったんだろう・・・ってレベルの快適さである。
常磐線に乗って1時間で相馬駅に到着。やけに暑い!防災無線からは熱中症への注意喚起が行われている。自転車を組んで、10時半頃に相馬駅を出発。
海を目指して東に走る。市街地を過ぎるとあたりは田んぼになる。途中に田んぼアートなるものがあるとのこと「寄りたい〜」って行ってみると、思ってたより小規模だった。
そして、松川浦にはあっという間に到着。とりあえず広い!反時計回りでぐるっと回ることにしたが、とりあえず、シギチはいない。。。
RANBU曰く、海の横の砂嘴っぽいところを通る道路が有名らしい。ひたすらまっすぐな海沿いの道は快適だが、残念ながら鳥が・・・。途中、鵜丿尾埼灯台に寄って高台から見える干潟でシギチ探しつつ、松川浦の中心部(?)に到着。
昼は「浜の駅松川浦」へ。なんかやけに混んでいてお客さんの列ができている。汗だくで涼みたいし「信長の野望 出陣(ソシャゲ)」の拠点を整理したいし、で、とりあえず並んで待つ。
メニューを見ると若干お高めだが、海鮮丼ならそんなもんか〜と解釈し「漁師のまかない丼」を注文。RANBUも折角だからと寿司を頼んでいた。
丼はめかぶ+刺身の細切れがたくさん入っていて美味かった! おかわりOKな出し汁も美味かった!
宿は15時30分にチェックインだったため、時間潰しのためその辺をぐるっと回る。コンビニが見当たらない(酒はどこで調達しよう・・・)。 空模様も微妙になってきた。とりあえず松川浦北側にある海浜公園の東屋に避難&水分補給&休憩。 遠くで雷が鳴っているが、ここは降らなそうだな〜。途中でチュウシャクシギの声がし始め、海岸沿いをひたすら飛び続ける(テトラポットあるのに降りない・・・)のでRANBUは写真撮影開始。 自分は暇なのでチュウシャクを眺めつつタブレットで仕事の進捗を確認。
チェックインの時間が近づいたので、本日の宿である丸三旅館に移動。どうやら業者さんも泊まられる宿っぽい。自転車は屋内に止めさせていただけた。大変ありがたい。
早めのお風呂をいただいた後、宿のオーナーとおしゃべりしたり(ロビーに東日本大震災時の松川浦の被災写真等があった)、洗濯したり、浜の駅に行って本日の酒を調達したりしてしばらく休憩。
そして夕食が・・・
大変ボリューミーだった!
いや、おかず多いのはわかるけど、ご飯おかわり自由だからって、RANBU、何杯おかわりしてるんだよ!
自分が食べきれないもの(揚げ物ほか)をRANBUに渡しつつ、大変豪華な夕食に大変満足した!




2024年8月27日(火) 松川浦(相馬)→鳥の海(亘理) 44km
夜間帯に若干のトラブル(知らない虫に噛まれた)はあったものの・・・パッキングの準備をしつつ、朝食へ。これまた目移りするおかずの量!ご飯もおかわり自由で、通常より食べ過ぎた。 宿のオーナーと出発前にしゃべりつつ、本日の目的地である鳥の海(宮城県亘理町)へ8時過ぎに出発。
本日の目的地は亘理。海沿いの道を北上。 途中、新地でauの電波が圏外になったり(docomoは問題なかった)、フロントバッグが壊れかかっていることに気付いてへこんだり(圧着部が取れてしまっていた)、 元集落のあった場所に作られた公園に寄ったり(=トイレ休憩を兼ねる)、震災遺構に寄ったり(開館前のため眺めるのみ)しつつ、シギチスポットである山元町の牛橋河口へ。 なんか声するなぁ、アオアシか・・・?!しかし遠い・・・。まぁ一応シギチ見れたからよいか・・・。
更に北上して亘理に入る。昼飯どこにしよう・・・と近場のお店をググると、鳥の海周辺のお店は「火曜定休」が多い。職場で美味い店と教えてもらっていた所も定休日だった。
「ふれあい市場」に弁当は売っているものの・・・と、近くに「淡路島バーガー」のお店があるらしい!久しぶりのハンバーガー(何年ぶりだろう)を食すことに。
お店はとてもお洒落で、出てきたバーガーはこれまたボリューミー。「どうやって食うの?これかぶりつけるの?」と思いつつ無事完食。塩レモンソーダも美味かった!
本日も、宿のチェックイン(15時30分)まで時間を潰す必要がある。とりあえず周辺散策しようにも「何故こんなに風強い?今日こんなに吹く予想だっけ?」と思うレベルの風により自転車は進まないし、鳥がいる気配もない。
鳥見を諦め、街の方に行って最寄り(といっても遠かった)コンビニを確認(臨時休業していて酒調達不可)したり、ホームセンターで涼んだり、結局また戻ってきて遊歩道で強風に煽られつつ休憩&仕事の進捗確認をして時間を潰した。
チェックインの時間に近づいたので、本日の宿である民宿浜まつに移動。本日の宿泊客はうちらのみとのこと(まぁ平日だし・・・)。自転車は屋外だが屋根のある場所に止めさせていただけた。大変ありがたい。
宿からは鳥の海西側の干潟が見る場所にあり、草原でチョウゲンボウがホバっているのも見ることができた。
早めのお風呂をいただき、宿に置いてあった漫画を読んで部屋で休憩。そして夕食が・・・
これまた大変ボリューミーだった(またしても)!
瓶ビールを別途注文できたので先に注文したが、どんどん並べられる皿に驚愕しつつ、最後に、巨大なヒラメのカマの煮付けが出てきて、
「ヒラメって・・・こんなにでかいっけ(少なくとも、カマを載せていた皿は25cm四方かそれ以上に見えた)?いやこれ二人で消費するレベル・・・(汗)」と思いつつ、
ビール頼んだことを若干後悔しつつ、自分が食べきれないもの(揚げ物やローストビーフほか)はRANBUがしっかり頑張ってくれた。本日も大満足!




2024年8月28日(水) 鳥の海(亘理)→仙台 57km
パッキングの準備をしつつ、朝食へ。これまた目移りするおかずの量!ヤバい、絶対走る消費カロリーより多い。そして、宮城県に入ったせいか、笹かまが出てきたことにほっこり〜。 テレビでは気象庁と国交省が合同で記者会見し、鹿児島に台風の特別警報が出る可能性を言及していた。いや、朝から大変・・・(でも夜間よりはいいか・・・)。本日は仙台の自宅に戻るのみ。
本日も宿を8時過ぎに出発。天気の予想はイマイチそうだが、折角来たので昨日行けなかった海側の干潟を確認するために鳥の海を半時計周りに走る。
そして、途中、南側から堤防の隙間から干潟を確認すると、
あれ、結構シギチいるな?!オバシギとか、ソリハシシギとかメダイチドリとか。うーん、ミユビいないかな〜?
そして、砂嘴?の先にたどり着いて干潟に降りる。コメツキガニ多いね〜。シギチフィーバーとまでは行かないが、ソリハシシギとトウネンが飛んできた。
仙台に来てからシギチをあまり見れておらず、ようやく見れて大満足。RANBUもひたすら写真を撮っていた。とはいえ、双眼鏡だけでのシギチ同定はキツイな〜と改めて感じた。
その後、鳥の海からはひたすら海岸線沿いを北上。名取空港東側では誘導路の灯火設備とその上を降りてきた飛行機(下から見るとどこの航空会社かわからなかった・・・)を間近で見て興奮し、 名取市閖上のスーパーのフードコードで薬味蕎麦を食べ、名取川を渡っていつも北から走る貞山堀の鳥見ルートを南から逆走し(しかし鳥がいない・・・)、自宅に到着したのは14時過ぎだった。


あとがき
- 雨に対して完全防備で行ったが、「感雨」程度の雨にしか降られなかったので運が良かった。(日ごろの行いか?)
- オルトリーブのサイドバッグはとても便利だった(が何当たり前のこと言ってるんだ?と言われそう)。
- 東北にもシギチは来るんだ〜ということを確認できたのはよかった(何当たり前の・・・ry)。
- 海沿いの宿で出してくる食事は豪華且つ量が多い。ある意味サイクリスト向け!「あんな豪華な2食付きでこの値段?」と思ってしまうリーズナブルな宿だった。
- 壊れかけたフロントバッグは手縫いで修理(実は2回目)して復活したが、まぁ布地が固くて指が死にそうだった。