霧島ツーリング(2)

5月4日 国民休養地→御池キャンプ場→高原駅→御池キャンプ場 48km

 昨日より早めに起床。ちょっと気温は低めで,テント内は快適だった。今日は元来た道を戻り,鳥で有名な「御池(宮崎県)」に 行くことになった。朝食&撤収作業をして,ゴミを出して7時半頃出発。(←このキャンプ場では入る時にゴミ袋を渡される。¥100取られる訳だが。)

 霧島神宮まではほとんど下り。快適に下ってきて,神宮に到着。「アカショウビンと会えますように」とお参りもしてきた。 神宮ではロードの兄ちゃんを見かけた。今からえびのに上るんだろうなぁ・・・。

 神宮から御池までの道のりは上り。えびのへ行くのに比べると緩やかだが,風がなく暑い!鳥の声は道沿いの森から聞こえるけれど, 車の往来が多く,声がかき消されてしまう。周りの景色を見ながら御池に着いたのは10時半。意外と早く着いた。 道沿いの駐車場で御池の写真を撮って,キャンプ場へ向かったら,また上り坂!意外と急だし!折角上ったと思ったら,ひたすら下って, キャンプ場は池の湖畔だった。人が多いらしく,警備員の人が入場制限?をしていた。泊まれるのか?

 とりあえずキャンプ場到着。テントを持ち込みなら泊まれるらしく,受付をした後,テントを立てて,まずは「野鳥の森」を下見することに。 まだヒルはいないらしいので,とりあえず一安心。森は背の高い木が多く,枯れ葉がたくさん落ちていた。鳥の声はたくさんするものの,どこにいるのか・・・。 アカショウビンも声をたくさん聞かせてくれたが,見つけることはできず・・・。 途中,鳥屋の人らが思いっきり遊歩道から外れた林床地に入って写真を撮ってたのを見かけて微妙だった。多分アカショウビンか何かだったんだろうけど。

 森から帰ってきて,買い出し&温泉に行くことに。高原町のスーパーは駅の横らしい。明日走る道を今日も走ることに。 キャンプ場から坂を上りきったら,あとは7kmくらいひたすら下りだった。駅の横のスーパー「希望の店」は思っていたよりも品揃えが良かった。 (最初,名前を見て宗教系?と思ってしまった。)買い出しの後,湯之元温泉へ。国道からはちょっと外れたところにあり,温泉宿っぽい感じだった。 お湯は鉱泉+炭酸泉らしく,なんだか鉄臭かった。「飲用泉」と書いてあってコップもあったので,試しに飲んだら,「うわっ!?」。 味のしない炭酸水だった。

 温泉からはキャンプ場まではまた上り。温泉に入った意味は??と思いつつ上ったが,思っていたよりも楽な上りだった。 今日の夕食は何故かジンギスカン炒め。RANBUはビールが飲みたかったらしい。今回はまだ酒を飲んでない!

5月5日 御池キャンプ場→高原駅→南宮崎駅 12km

 最終日。5時起床。今日こそアカショウビン!朝食後,長袖長ズボンのフル装備で早速鳥見へ出発。

 昨日と同じ道を歩く。たくさんの声は聞こえるが,鳥を見つけられない・・・。木が高いせい(←それでも見つけないと駄目だと思うが)? アカショウビンの声も聞こえる。観察小屋について,中でしばらく待つ。小屋内のノートには,昨日もアカショウビンが観察されたと書いてあった。 待ってれば水飲み場に来るらしい。小屋の周りは,鳥が寄ってくるようにか,水飲み場や餌台が設置されていて,なんか微妙。 多分,林床部に入らないで鳥を観察できるように小屋を作ったんだろうけど,昨日の鳥屋のおっさんらは思いっきり入って撮ってたし・・・。 うーん,何のための小屋なのか・・・。鳥の声もあんまり聞こえないし。

 「小屋で待ってアカショウビンを見る」=「鳥屋の集まってるところで珍鳥を見る」とあまり変わらない気がするし, せっかく森に来たのに何故に小屋から鳥を見る?と馬鹿らしくなってきて,小屋で待つのをやめた。 行きとは別のルートを歩きながら,(ゲーム音楽のように)ジャラジャラ鳴くキビタキやミソサザイなど見ることができた。 また大きめなキツツキの正体がオオアカゲラなこともわかった。オオアカゲラは北海道で見て以来だ。

 結局アカショウビンには会えずにキャンプ場に帰り着いた。まあ仕方がないか・・・。テントを片づけて,11時頃出発。キャンプ場内の坂を越えると,あとは ずっと下り。途中で昼食をと思ったが,店があまりなく,駅にたどり着いてしまった。仕方がないので,スーパーの弁当で済ませて,輪行。 高原駅からはワンマン電車。宮崎の駅は無人駅が多いようだ。都城で乗り換えた電車はきれいな電車でびっくりした。快速電車の新しいバージョン? 自転車も余裕で置くことができて,のんびり帰ることができた。

あとがき

 久しぶりのツーリングがキャンプツーリングで(←荷物多い),しかも山!距離はあまり走らなかったものの,200mから1200mを行ったり来たりはきつかった。 下りはこわいし・・・。御池へ鳥見に行くなら,やっぱり車でいいかも・・・と思った。


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